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【高校野球】札幌日大が59分爆速勝利…背番号1・高坂大輔が5回49球0封…秋季全道大会札幌地区予選

スポーツ報知 / 2024年9月27日 6時30分

初戦を突破した札幌日大ナイン(カメラ・島山 知房)

◆第77回秋季全道高校野球大会札幌地区予選 ▽Eブロック1回戦 札幌日大10―0北広島=5回コールド=(26日・野幌硬式)

 名寄、旭川地区が開幕し、3地区で10試合が行われた。札幌地区では秋23年ぶりの全道制覇と2季連続甲子園出場を狙う札幌日大が、10―0の5回コールドで北広島を下し快勝発進。背番号1の高坂大輔投手(2年)が5回をわずか49球の省エネ投球で2安打無失点に抑えた。

 札幌日大の新エース候補・高坂が淡々とストライクゾーンに投げ込んだ。試合時間わずか59分の“爆速勝利”に貢献し、「テンポ良く、球数を抑えて投げられたのが一番良かった。(背番号)1を背負って投げるのは責任感があったけど、いつもと変わらず投げられた」とうなずいた。

 「球数制限」の成果を発揮した。東亜大を3度日本一に導いた名将・中野泰造氏(70)の助言で、先発投手が100球に到達した時点で交代となるルールを新チームの練習試合から導入。森本琢朗監督(43)が「ピッチャーは投げたいので、(制球力のない投手でも)100球で8回まで行っちゃう。どんどんストライクを投げようとする」と言うように、投手陣全員が「攻める」投球スタイルに変化していった。

 高坂は元から自信のあった制球力にさらに磨きがかかり、86球で9回完投したことも。この日も直球に2種類の変化球を織り交ぜながら無四死球で、全49球中ボール球はわずかに9球。「球数を抑えるために、どういう配球をしていくかを考えるのは成長できたところ」と涼しい顔で汗を拭った。

 夏の甲子園は背番号10でベンチ入りするも、登板機会なし。一方、島田柊聖投手や釧路シニア時代のチームメートで健大高崎・下重賢慎といった同級生が一足先に聖地のマウンドで登板する姿を見て、静かに闘志を燃やしていた。指揮官が「悔しかったんじゃないですか。今まであまり目の力を感じなかったけど、新チームになって目力を感じる瞬間があった」とうなずくほど猛練習に励み、今秋はエースナンバーを手にした。

 01年以来の秋全道制覇へ、危なげなく初戦を突破したが「ここ(秋)が問われますから、秋どういう結果かが大事」と先を見据える森本監督。高坂も「自分が主役という気持ちで、堂々としたピッチングをする。まずは甲子園の切符をつかむ」と気を引き締めていた。(島山 知房)

 〇…Bブロック1回戦で札幌平岸は江別に10-0(5回コールド)。公式戦初先発のエース右腕・荒井遙人(2年)が5回を1安打無失点に抑え、秋4年ぶりの初戦突破に導いた。背番号を受け取った約2週間前に先発を告げられたという荒井。「初めてで緊張した」と言いながらも、直球にカーブなどの変化球を織り交ぜながら三塁を踏ませない快投を披露した。代表決定戦進出を懸けて戦う次戦の札幌創成戦に向け「自分らしい今日みたいな投球ができたら」と力を込めた。

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