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ドジャース大谷翔平&山本由伸を支えた仲間達の素顔…3年連続地区V&12年連続プレーオフ進出【番記者が現地で見た】

スポーツ報知 / 2024年9月27日 13時51分

◆米大リーグ ドジャース―パドレス(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが、3月20日に韓国・ソウルで行われた開幕戦に勝利してから1度も首位の座を明け渡すことなく、3年連続のナ・リーグ西地区優勝を決めた。大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)が加入して日本中の注目が一気に集まったが、チーム一丸となってつかんだ12年連続のプレーオフ進出だ。

 チームで最も様々な感情を持っているのはベッツだろう。今季はチーム方針で6度のゴールドグラブ賞受賞経験のある右翼から、二塁へのコンバート。キャンプでは精力的にノックを受けていたが、開幕約10日前になって急きょ、遊撃に回る事が決まった。レッドソックス時代の18年にはMVPに輝いたスター選手だが、開幕後も試合前に必死に遊撃でノックを受ける姿は印象的だった。さらにシーズン中には左手を骨折して離脱。復帰した際には定位置だった「1番」を大谷に譲り渡し、守備位置は再びチーム事情から右翼に戻った。それでもチームの中心選手として責任を果たした。

 大谷、ベッツを3番打者として支えたのはMVPトリオ最年長の35歳フリーマンだ。息子のチャーリー君と試合前に野球をして遊ぶのは見慣れた光景。家族愛の強い選手だからこそ、緊急入院した三男マックス君の看病のため離脱し、復帰した際の会見で涙を流したことは多くのナインの発奮材料になった。この日も一塁へ倒れ込んだ際には本拠地のファンから「フレディー!、フレディー!」の大合唱。ファンからも愛されている証拠だ。

 大谷やベッツらがホームランを打った際にヒマワリの種をかける担当のT・ヘルナンデスは、敵地のロッカーで大谷ととなりのことも多く、いつもニコニコしてチームを和ませた。正捕手のスミスは真面目な男で、自身の打撃だけでなく、必死のリードで投手陣を引っ張った。ベテラン遊撃手・ロハスは、開幕当初、遊撃を守っていたベッツにコーチのように連日アドバイスを送っていたが、最終的には遊撃のレギュラーとなって苦しいチームを支えた。

 三塁手のマンシーは脇腹を痛めて長らく離脱していたが、長打力は健在だ。二塁手のラックスは苦しむ期間も長かったが少しずつ成長。途中加入のエドマン、キーアマイヤーもすぐにチームになじんで、存在感を見せた。

 投手陣では開幕投手を務めた長身イケメン右腕・グラスノーがチーム2位の9勝。いつもは明るく取材に応じる好青年も、今季終了が決まった際にはさすがに表情を曇らせた。25歳ながらチームの先発陣を救ったのがストーン。チーム最多11勝を挙げた。プレーオフの登板は絶望的だが、来季以降の明るい光だ。チームリーダーの通算212勝左腕・カーショーはドジャース残留を決断した今季。リハビリ中も必死に練習する姿は若手選手の見本になっていたが、終盤に再離脱して悔しいシーズンとなった。

 救援陣では左腕・ベシア、抑えだったフィリップス、37歳ハドソン、36歳トライネンらが開幕からフル回転。先発陣に故障者が続出して負担が大きく増えたが、チームが一気に崩れなかったのは救援陣の踏ん張りがあったからだ。

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