大谷翔平＆山本由伸フィーバーで一変したドジャースタジアムの風景…日本でなじみの光景も【番記者が現地で見た】

◆米大リーグ　ドジャース７―２パドレス（２６日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャースが、３月２０日に韓国・ソウルで行われた開幕戦に勝利してから１度も首位の座を明け渡すことなく、３年連続のナ・リーグ西地区優勝を決めた。

　今季開幕前、ドジャース最大の補強はなんと言っても大谷翔平投手（３０）、山本由伸投手（２６）の日本人コンビの補強だ。大谷は１０年総額７億ドル（約１０２２億円）、山本を１２年総額３億２５００万ドル（約４６５億円＝ともに契約発表時のレート）で獲得。これまでも日本人選手が多く所属して日本人ファンにはなじみのあるチームだったが、大谷＆山本フィーバーが巻き起こった。

　ドジャースタジアムには一気に日本人ファンが増えた。日本からは比較的近い西海岸のロサンゼルスとあって、多くのツアーが組まれて日本から訪れるファンも多かった。球場に入れば大谷、山本のユニホームを着たファンばかり。ベッツ、フリーマン、カーショーらスター選手も多く在籍しているが、日本人コンビの存在感は人一倍だった。

　これまでも契約していた企業はあったとはいえ、全日本空輸（ＡＮＡ、航空）、ＴＯＹＯ　ＴＩＲＥ（タイヤ）、興和（医療品）、大創産業（ダイソー、１００円ショップ）、日本管材センター（専門商社）、コーセー（化粧品）、木下グループ（住宅等）、ＴＨＫ（機械部品）、ヤクルト（飲料）、銀だこ（飲食）、ＡＦＥＥＬＡ（自動車）など次々に日系企業とパートナーシップ契約を結んだことを発表し、球場のありとあらゆる場所に広告が掲載され、米国では珍しいたこ焼き（銀だこ）も球場内で売り出された。