【巨人】中日を破り、リーグ優勝に王手! 岡本和真が通算1000本安打で決勝打
スポーツ報知 / 2024年9月27日 21時13分
◆JERA セ・リーグ 巨人3-1中日(27日・東京ドーム)
巨人が中日を破り2連勝。早ければ28日の広島戦(マツダ)でセ・リーグ優勝が決まる。
巨人の先発・井上温大投手は5回を3安打無失点、自己最多タイの9奪三振、5回の打席で代打を送られ降板となったが、試合を作る好投。打線は中日の先発・梅津晃大投手から6回に2点を奪い、リリーフ陣が1点は失ったが守り切った。
井上は1回、先頭の岡林勇希外野手の一ゴロを岡本和真内野手がグラブに当ててはじく失策。送りバントでの1死二塁から福永裕基内野手の遊ゴロで岡林が三進。石川昂弥内野手、細川成也外野手には連続で四球を与え2死満塁とピンチが広がったが、宇佐見真吾捕手をスライダーで空振り三振に打ち取った。3回は先頭の岡林に初ヒットとなる右前打を打たれたが、村松開人内野手のバンドを大城卓三捕手が二塁に送球して併殺打となり、2死走者なし。福永を空振り三振に打ち取り、3人で終えた。
井上は4回1死から細川に遊撃内野安打、宇佐見には中前打を打たれ一、二塁とされたが、田中幹也内野手を右飛、鵜飼航丞外野手を空振り三振に抑えた。5回は梅津、岡林、村松開人内野手を3者三振で、4回の鵜飼から4者連続三振。5回まで9個の三振を奪っている。
打線は2回1死から大城卓三捕手が四球で出塁したが、9月8日以来となるスタメン出場の中山礼都内野手が見逃し三振、浅野翔吾外野手は二ゴロに終わった。3回は1死から投手の井上がチーム初ヒットとなる中前打を放ったが、丸佳浩外野手は一ゴロ併殺打に倒れ、無得点。
5回は1死から中山が二ゴロの悪送球(失策)で出塁。浅野翔吾外野手が中前打でつなぎ、門脇誠内野手の三塁線へのバントは内野安打となり1死満塁。ここで阿部慎之助監督は井上に代えて代打・モンテス内野手を送ったが捕邪飛。丸は投ゴロに終わり、絶好のチャンスを逃した。6回からはケラー投手が2番手で登板した。
巨人が6回に2点を先取した。先頭のオコエ瑠偉外野手がバットを折りながら左翼線を破る二塁打で出塁。吉川尚輝内野手の三塁線へのバントは内野安打となり無死一、三塁。ここで、岡本和真内野手が中前にはじき返すタイムリーを放ち1点を先制。このヒットで、岡本和は通算1000本安打を達成した。
1死となってから中山礼都内野手が中前打でつなぎ2死満塁。浅野翔吾外野手は追い込まれてからファウルで粘って価値ある四球を選びガッツポーズ。押し出しで2点目を挙げた。ここで先発の梅津晃大投手は降板し、2番手で橋本侑樹投手が登板。門脇誠内野手の左翼への打球は捕球されたかに見えたがワンバウンドの判定、三塁走者・岡本和が本塁アウトで「左ゴロ」となった。なおも2死満塁だったが、代打・長野久義外野手は遊ゴロに終わった。
2点リードの8回に1点を返された。この回から登板のバルドナード投手が2死から四球と福永の中前打で一、二塁とされ、阿部監督は守護神・大勢投手を投入。大勢は石川昂に中前適時打を許し、1点を返されたが、細川は空振り三振に仕留め、踏ん張った。この回巨人は大城の犠飛で1点を追加、今季2度目の回またぎ登板となった大勢が9回を無失点に抑え、3-1で逃げ切った。この時点でマジック2となった。
その後、2位・阪神が広島に延長12回サヨナラ負けを喫し、マジックはさらに1つ減って「1」となった。
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