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【ソフトバンク】ポストシーズンの1軍サバイバル 43歳・和田毅と19歳の前田悠伍の熱い戦い

スポーツ報知 / 2024年9月27日 19時7分

ソフトバンクのドラフト1位・前田悠伍が10月1日のデビュー戦に備えて、ペイペイドームで練習(カメラ・島尾 浩一郎)

 ソフトバンクのドラフト1位・前田悠伍が、10月1日のオリックス戦(みずほペイペイ)の先発で1軍デビューを果たす。大阪桐蔭のエースとして甲子園を沸かした左腕はウエスタン・リーグでは12試合で4勝1敗1セーブ、防御率1・94の好成績。チームが4年ぶりの優勝を果たし、残り試合に余裕ができたことで、チャンスが巡ってきた。

 27日は本拠地・みずほペイペイのマウンドに登り、捕手を座らせて約20球の投球練習を行った。「ベストを尽くせるように練習からしっかりやっていく。いい結果を出せるように準備をしたい」と、浮つくことなく、前を向いた。名門・大阪桐蔭で取材慣れしているだけに、囲み取材でも、ルーキーらしからぬ堂々とした受け答え。体重は高校時代と変わらないが、筋肉量の数値がアップ。「高校ではチーム全体で動く練習が多いんですけど、プロ入ってからは基本、自分の練習なので何をすべきかを考えて練習する面で成長した」と、心身ともに成長したことに自信をみせた。

 将来のエース候補として注目のデビュー戦だが、結果次第ではその先の大舞台につながる可能性がある。倉野投手コーチは「当然(ポストシーズンで1軍の)輪の中に入る可能性はあります。(デビューさせるのは)経験という意味も含まれていますけど、そこの輪の中に入る可能性はあります。(左の中継ぎ候補としも)正直考えなくはないです。どういうパフォーマンスを見せてくれるかで、可能性も探ることになる」と明言した。

 高卒新人のポストシーズン登板は、過去には1992年の日本シリーズで、ヤクルト・石井一久が第3戦で先発(4回途中2失点で負け投手)した例がある。ソフトバンクでも2012年のCSファーストステージ(対西武)の2戦目で武田翔太が先発し、負け投手になった。

 16日からのクライマックス・シリーズ最終ステージは、6戦4勝制(ソフトバンクは1勝のアドバンテージ)で先発枠は基本5人になる見込み。候補は有原、モイネロ、スチュワート、石川がほぼ当確で、背中を痛めて離脱中の大関、大津、東浜が候補となる。前田悠がデビュー戦で快投すれば、先発枠の争いに加わる可能性はあるが、現実的にはリリーフとしての1軍生き残りを目指すことになる。

 左のリリーフとしては、43歳の和田も候補の一人だ。左膝痛などでファームで調整を続けていたベテランは25日に1軍昇格。同日の西武戦で6回から2番手で登板し、打者4人を無安打無失点に抑えた。「しっかり結果を出していかないといけない立場。日本一になるために使ってもらえるのであれば投げたい。来年のことは何も考えていません。今は日本一だけを見てやっています」と悲壮な覚悟を示していた。19歳の勢いか、43歳の経験か。ポストシーズンの1軍ブルペン枠を巡るサバイバルに注目だ。

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