武尊、８か月ぶり再起戦で逆転ＫＯ勝利…まさかのダウンを奪われ「修正します」

タン・ジン（右）にヒザ蹴りを入れる武尊（(C) ONE Championship）

◆「ＯＮＥ　Ｆｒｉｄａｙ　Ｆｉｇｈｔｓ　８１」（２７日、タイ・バンコク・ルンピニースタジアム）

　Ｋ―１の元３階級制覇王者で格闘家の武尊（３３）が２７日、タイ・バンコクのルンピニースタジアムでの「ＯＮＥ　Ｆｒｉｄａｙ　Ｆｉｇｈｔｓ　８１」で８か月ぶりの再起戦を行った。

　武尊は今年１月２８日に有明アリーナで行われた「ＯＮＥ」の日本大会でフライ級キックボクシング世界王者スーパーレックに挑戦したが判定で敗れた。この試合で左足、上腕を筋断裂、肋骨も負傷し一時は引退もささやかれたが再起を決意。対戦相手は当初、ブラック・パンサーだったが負傷欠場のためタン・ジン（１９）となった。

　フライ級（６１・２キロ以下）３分３回戦の試合で初回はタン・ジンの左フックでまさかのダウンを奪われた。２回は左前蹴りでダウンを奪うと、左右のパンチの連打で２度目のダウンを奪い、レフェリーが試合を止めＴＫＯで勝利した。リング上でのインタビューで「応援ありがとうございました」と感謝し、１回のダウンを「フラッシュ気味だったんでそこまでダウンなかったんですけどケガあけの試合で足を心配しすぎた。修正します」と反省した。さらに「思ったよりパンチあったんで作戦は２ラウンドで変えました」と明かしていた。

　ロッタンがリングインし「ロッタン、Ｉ　ａｍ　Ｒｅａｄｙ　Ｌｅｔｓ　Ｆｉｇｈｔ」と次戦での対戦を約束した。

　大会は「Ｕ―ＮＥＸＴ」で生配信された。