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【スプリンターズS】骨折明け6か月ぶりのルガルでG1制覇 杉山晴調教師「並々ならぬ決意でした」

スポーツ報知 / 2024年9月29日 17時23分

ルガルでスプリンターズSを勝利し、喜びを分かち合う杉山晴紀調教師(左)と西村淳也騎手(カメラ・高橋 由二)

◆第58回スプリンターズS・G1(9月29日、中山競馬場・芝1200メートル、良)

 秋のG1シリーズ開幕戦に16頭が出走し、9番人気のルガル(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ドゥラメンテ)が、前半3ハロン32秒1の超ハイペースを3番手追走から抜け出し、G1初勝利を飾った。デビュー7年目の西村淳也騎手は、これがG1初勝利となった。勝ちタイムは1分7秒0。

 2着は直線で内から鋭く脚を伸ばした5番人気のトウシンマカオ(菅原明良騎手)、3着は大外をメンバー最速の上がりで追い込んだ4番人気のナムラクレア(横山武史騎手)だった。

 杉山晴紀調教師(ルガル=1着)「本当にG1レースはホースマンにとって夢ですので、こうやって勝たせていただいて最高の思いです。(今日は)厩舎から装鞍に入るのを見ていても、しなやかな動きで、馬体も良く、見るからにいい調子だと思った。レース前に(西村淳)ジョッキーとは今の中山の傾向を考えて、自分の仕事はスタートを出すだけ、と決めていたので、五分に出た時点で厩舎の最後の仕事を終えたと思いました。あとは冷静に見ていられました。ジョッキーも、(江馬由将)オーナーも初めてのG1勝利だと分かっていたので、私も声に出して喜びが爆発しました。高松宮記念は1番人気を大きく裏切ることになり、スプリンターズSにかける思いは並々ならぬ決意でした。牧場のスタッフの方々とも、しっかりと連携してやって、結果として出てうれしいです。(今後は)いろいろ選択肢は海外も含めてあります。馬の様子を見て、オーナーさんとも時間をかけて考えたいです。本当に馬に携わる仕事は大変ですが、本当にやりがいのある仕事だと思います」

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