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高橋藍 「優勝に貢献」とファンにあいさつ…新リーグ開幕前のプレシーズンマッチで攻守に躍動

スポーツ報知 / 2024年9月29日 18時27分

第4セット終了時、兄のサントリー・高橋塁(右)と話をするサントリー・高橋藍(左)(カメラ・岩田 大補)

◆バレーボール ▼プレシーズンマッチ サントリー大阪―広島TH(29日、大阪・箕面市)

 10月11日に新たに開幕する大同生命SVリーグ(東京体育館)に向け、昨季覇者のサントリー大阪がホームで広島THとのプレシーズンマッチに臨んだ。試合は5セットで行われ、4―1で下し、順調な調整ぶりを見せた。今季新加入したパリ五輪日本代表のアウトサイドヒッター(OH)高橋藍(らん)が第3セット(S)まで先発出場し、攻守で存在感を示した。

 藍は試合後、新入団選手としてファンクラブ会員から集った約160人の観客の前であいさつ。「皆さんこんにちは! 今年、優勝に貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします!」と声を張り上げた。

 開幕を約2週間後に控え、藍が主軸としての存在感を見せた。第1Sの5―6から痛烈なバックアタックで初得点。攻守でギアを上げていく。第2S終盤には兄・塁もリリーフサーバーで登場し、兄弟で共演した。第3Sにはブロックで得点も挙げ、18―16ではサーブレシーブし、自らレフトからスパイクを決めるなど、セットを重ねるごとに打数が増え、攻守で力を示した。セットカウント2―1の第4S以降はサントリーはメンバーを大幅に入れ替え、藍は下がって得点係を務めた。ポーランド代表OHアレクサンデル・シリフカは出場がなかった。

 今夏のパリ五輪の余熱が冷めやまぬ中、国内リーグは「世界最高峰のリーグ」を掲げ、今季から大同生命SVリーグとして、新たにスタートを切る。パリ五輪銀メダルのシリフカ、昨季にイタリア1部モンツァでプレーオフ準優勝の藍ら世界からトップ選手が集結し、ハイレベルの高いが期待される。

 前身のVリーグから連覇を目指すサントリー大阪は、10月11日の東京体育館でのオープニングマッチ、同14日にはエディオンアリーナ大阪で地元・大阪での初戦を迎える。2戦ともに昨季2位でパリ五輪日本代表の得点源・西田有志らを擁する大阪Bと激突する注目カード。大阪での開幕ゲームは約50分で観戦チケットが完売するなど、ファンの期待は膨らむばかり。まだコンビやサーブなどで流れを手放す場面があったが、上々の調整を見せた昨季王者。強力な新戦力を備え、新リーグでも優勝争いに絡んでいく。

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