【ヤクルト】現役引退の山崎晃大朗が２軍最終戦で有終のアーチ「気分良く引退できる」

現役引退を表明したヤクルト・山崎晃大朗（カメラ・長井　毅）

　現役引退を表明した山崎晃大朗外野手が２９日、イースタン最終戦・オイシックス戦（戸田）に「１番・中堅」で先発出場。３回に一発を放ち、有終の美を飾った。

　１―３の３回２死から右越えにソロをたたき込んだ。「最後に試合に出させていただいて、結果的にホームランになりましたけど、多くのファンにたくさんの応援をいただいて、すごく気分良く引退できる」。後輩の出場機会を考えて、２打席目を終えてベンチへ下がった。表情は晴れやかだった。

　試合後のセレモニーでは「今シーズンでユニホームを脱がせていただくことになりました」と報告。「このままちょっとファームで終わってしまうのもｍちょっと悲しいので３日、神宮球場に行かせていただくことになりました。試合に出るかはちょっと分からないんですけど、最後の最後まで一生懸命プレーしたいと思いますので、最後の１試合もたくさんの声援よろしくお願いします。ありがとうございました」とファンに向けてあいさつ。戸田球場名物の河川敷の土手に集まった約３００人を含め、約５００人の観衆がコータローに温かい拍手を送った。

　３日の本拠地最終戦・広島戦（神宮）では打席に立つ可能性もある。俊足巧打のバイプレーヤーが、ラストゲームで最後の雄姿を見せる。