三原じゅん子氏、こども政策担当相で初入閣へ 政治評論家の有馬晴海氏「参院3期は入閣適齢期」
スポーツ報知 / 2024年9月30日 6時0分
自民党の石破茂総裁(67)は29日も新内閣と党の人事を進め、三原じゅん子参院議員(60)をこども政策担当相に起用する意向を固めた。関係者が明らかにした。
子役として芸能活動を始めた三原氏は、1979年に出演した「3年B組金八先生」の不良生徒役で人気が爆発。いじめシーンの「顔はやばいよ、ボディーやんな」のせりふはあまりにも有名だ。2010年の参院選で全国比例で初当選して政界入り。神奈川選挙区で立候補した16年の参院選ではトップ当選、22年の参院選で3選を果たした。起用されれば、初入閣となる。
三原氏の起用について、政治評論家の有馬晴海氏は「参院3期は入閣適齢期でもありますが、石破氏が“目玉人事”として国民からの認知度が高い三原氏を入閣させたかったということでしょう」とした。石破氏は「岸田路線の継承」を明言しており、組閣においても林芳正氏(63)を官房長官として続投させる方針。「『代わり映えしない』とも見られそうな中で、世間が名前を知っている人、しかも女性ということで三原氏を選んだのだと思います」とした。
この日、石破氏は党副総裁に菅義偉元首相(75)を充てることを固め、打診に対して菅氏も応じた。その菅氏は選対委員長に就く予定の小泉進次郎元環境相(43)を総裁選で推していたが、同じ神奈川を地元とする三原氏は小泉氏の推薦人だった。有馬氏は「石破氏は今後の党運営のためにも菅氏に配慮した人事を考えないといけない。(三原氏の起用は)その面もあると思います」とみている。
一方、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)はこの日、党広報本部長起用の打診を辞退した。総裁選で石破氏が争った候補の党人事辞退は、総務会長を打診した高市早苗経済安保相(63)に続く。
石破氏は30日に党執行部を発足させる。10月1日召集の臨時国会で岸田文雄首相の後継となる第102代首相に指名され、同日中に組閣する見通しだ。
◆三原 じゅん子(みはら・じゅんこ)1964年9月13日、東京都板橋区生まれ。60歳。72年、東京宝映テレビ・劇団フジに入団。子役として芸能活動を始める。80年、「セクシー・ナイト」で歌手デビュー。82年、NHK紅白歌合戦初出場。87年、レーシングドライバーとして活動を開始。2008年、子宮頸がんが見つかり、子宮摘出手術を受ける。10年参院選で初当選。
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