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久保凛「2周目に落ちてしまう。もう少し持久力を」女子800メートル2分1秒25でVも課題

スポーツ報知 / 2024年9月30日 6時0分

女子800メートル、2分1秒25で優勝した久保凛(右)

◆陸上 ヨギボーアスレチックチャレンジカップ 最終日(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男女800メートルが行われ、女子は日本記録保持者でサッカー日本代表MF久保のいとこ、久保凛(16)=東大阪大敬愛高2年=が2分1秒25で優勝した。25年の世界選手権(東京)の参加標準記録(1分59秒00)突破ならずも、サードベストの好タイムだった。男子は日本記録保持者の落合晃(18)=滋賀学園高3年=が1分46秒88でV。男子110メートル障害でパリ五輪5位入賞の村竹ラシッド(22)=JAL=は100メートルC決勝に臨み、10秒57(向かい風0・2メートル)で6位だった。

 スタート直後から久保は力強くレースを引っ張り続けた。そのまま先頭で駆け抜けての好タイムに「(2分)1秒台にいけたのは自分を褒めたい」と話した。それでも、狙っていた東京開催の25年世界選手権の参加標準記録には届かず「調子も上がっていて足も動いていましたが、そううまくはいかなかった。2周目に落ちてしまう部分があるのでもう少し持久力をつけることが必要」と振り返った。

 今季は自身初の世界舞台となるU20世界選手権(ペルー・リマ)で6位入賞。世界舞台を経験したことで、普段の練習から「同じメニューでもギアを上げて走るようにしている」と一層、向上心が高まった。800メートルは10月の国民スポーツ大会(佐賀)を今シーズンのラストレースに定めており、「自己新と世界選手権の標準を切って終わりたいです」と最高の締めくくりへ、万全のコンディションで臨む。(手島 莉子)

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