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「すごい楽しかった」巨人・浅野が過ごした念願の時間 来季は20歳「今度は輪に入ってやりたい」

スポーツ報知 / 2024年9月30日 5時10分

左前に適時打を放ち、ワイワイポーズの浅野(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト5×―4巨人(29日・神宮)

 気持ちは既に切り替わっていた。歓喜のリーグVから一夜。浅野翔吾外野手(19)が熱き思いを胸に、バットで結果を残した。「消化試合になっているけど、僕からしたらありがたい試合なので、CSに向けてしっかり準備したい」と臨んだ一戦。2点を追う3回1死一、二塁、2ボール2ストライクから、ヤフーレの真ん中低め144キロツーシームを振り抜き、左中間への適時打だ。「追い込まれたので、逆方向を意識して打ちにいきました。タイムリーになって良かったです」。3試合連続安打とする一振りで、反撃の流れを作った。

 張り詰めた戦いの中で、成長してきた。28日にリーグVを達成。8月以降に32試合連続スタメン出場を経験するなど、広角に打ち分ける打撃力と気迫あふれるプレースタイルで貢献した。「後半戦の少ししか出てないけど、1か月の間で苦しい思いもしながら、楽しい思いもたくさんあった。優勝できて良かったです」。成功も失敗も全ての経験が血となり、肉となっている。

 念願の時間を過ごした。優勝決定後には祝勝会に出席。まだ19歳のため「お酒をかけないでください」と書かれたボードを首から下げ、坂本らからビールではなく炭酸水をかけてもらった。「すごい楽しかったです」。19歳の誕生日を迎えた際に「戸郷さんや(坂本)勇人さんみたいに『未成年なんでお酒をかけないで下さい』というタスキをつけて、ビールかけに参加したい」と誓いを立てており、目標の一つをかなえることができた。格別だった。

 最高の時間を共有し、新たな目標も定まった。「今度は輪に入ってやりたい」。20歳で迎える来季は、先輩たちと一緒にビールかけができる。大きなモチベーションが生まれた。

 貴重な経験をしながら、現在は試行錯誤中。9月は打率2割7厘、0本塁打、6打点と、やや苦しんだ。練習では阿部監督から構えた時のバットの角度や下半身の使い方の指導を受けながら、ティー打撃を行うこともある。次なる戦いまでに時間は残されている。「自分の成長のために使っていきたい」。期待の19歳はまだまだ歩みを止めない。(宮内 孝太)

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