平田憲聖は「６３」の猛チャージで５位 「最終日としてはすごい良い一日」 次週は再び地元Ｖへ

１８番でバーディーを決めギャラリーの声援にこたえる平田憲聖（カメラ・谷口　健二）

◆男子プロゴルフツアー　バンテリン東海クラシック　最終日（２９日、愛知・三好ＣＣ西Ｃ＝７３００ヤード、パー７１）

　首位と６打差の２１位から出た平田憲聖（エレコム）が８バーディー、ボギーなし、この日最少の６３をマークし、通算１４アンダーで５位に入った。猛チャージを見せ「一日を通して安定していて、最終日としてはすごい良い一日にできた」とうなずいた。

　朝は「できるだけ伸ばしたい」とスコア目標を設定せずスタート。７、９番では５メートルを沈めてスコアを伸ばした。前半を４アンダーで終え、優勝争いを意識したという。第３ラウンドは７３とスコアを落とし、「ストレスのゴルフだった」と振り返った。試合後はマイペースにリフレッシュをして調整し、最終日に備えたという。「昨日があったからこそ、今日こういうゴルフができた」と落としたスコアを取り返す意識が奏功した。

　次週のＡＣＮ選手権（兵庫）は地元・関西に舞台を移す。主催者のＡＣＮとはスポンサー契約を結び、「ホストプロなので、いい結果で恩返しをできたら」と史上最年少での年間５勝を虎視たんたんと狙っている。前週のパナソニックオープンでは通算６勝目で初の地元Ｖ。賞金ランクトップを快走する２３歳が再び、関西を盛り上げる。