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【関西学生アメフト】関学大が開幕4連勝!大けが乗り越えたWR小段天響が決勝点

スポーツ報知 / 2024年9月30日 6時0分

決勝のタッチダウンを決めた関学大のWR小段天響

◆関西学生アメリカンフットボールリーグ1部 関学大44―14近大(29日・王子スタジアム)

 甲子園ボウル6連覇中の関学大が開幕4連勝を飾った。同点の第2クオーター(Q)にWR小段天響(こだん・てんきょう、2年)=大産大付=のタッチダウン(TD)で決勝点を奪った。昨季、関大、関学大と同率優勝の立命大は神戸大に快勝。同じく開幕4連勝とした。

 大けがを乗り越え、元気な姿で白星をつかみ取った。同点の第2Q7分43秒、関学大はWR小段のTDで決勝点を挙げた。今季初スタメンの2年生は「ここを取ればチームの勝利につながる、と。集中できた」と、喜びを爆発させた。

 昨秋の京大戦で、左膝前十字じん帯を断裂。リハビリ期間は、学生コーチとしてチームを支えた。「今のは悪くないよ」「もう少しこっちに(パスが)欲しいかな」。フィールド外から全体を見渡し、対話を重ねた。この日、小段に36ヤードのTDパスを通したQB星野太吾(だいご、1年)=足立学園=は「レシーバーの視点でプレーを教えてくれた」と感謝。小段も「太吾のパスを信じた結果、1対1を勝ち切れた」と、築き上げた信頼関係に胸を張った。

 生まれた時に、「泣き声が天に響くくらいに大きかった」ことが名前の由来。チームを関西学生リーグ6連覇に導き、雄たけびを天に響かせる。(南部 俊太)

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