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【宏太’Sチェック】J1残留争いをしているチームの中で一番勢いがあるのは間違いなく札幌

スポーツ報知 / 2024年9月30日 6時0分

J1札幌

◇J1第32節 札幌 2-0京都 (28日、大和ハウスプレミストドーム)

 京都戦は皆が前に前に出て、サポートも早くできていた。開始早々に相手FWエリアスのシュートがポストに当たる危機はあったが、サイドの菅や近藤を中心にボールを追い抜く動きが多く見られたから、それ以外の場面はほぼペースを握れていた。反則の数が京都が16で札幌は10と相手が多かったのも、より仕掛けていたという1個の指標。2―0のスコア以上に今後につながる内容を見せてくれた。

 これまでは試合途中でバタバタした感じが出たりもしたが、その危なさもなかった。相手の3トップをうまく前線に張り付けて、空いた中盤のスペースをうまく使った攻撃ができていた。後半途中からバカヨコとサンチェスが入り、ゴールに迫ることもできた。バカヨコはボールが収まるし、サンチェスは引き出し方がうまい。2人のオプションは残り試合のカギになると思っている。もう少し精度を上げられるように、練習からカウンターの形を取り入れていけば、なお良くなる。

 17位柏との勝ち点差は6あるが、残留争いをしているチームの中で一番勢いがあるのは、間違いなく札幌。残りの対戦を見ても直接対決もあり、十分射程圏内と見ている。こういう状況で一番強いのは、他がどうとかは考えず、自分のやるべきことに集中できて、我慢ができるチーム。クロスやシュートはギリギリまで粘って最善の選択をし、守備もすぐに飛び込んだりはせずに、全員でシュートブロックする。京都戦ではそれができていた。我慢の積み上げが、最後の笑顔につながっていく。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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