パリ五輪銀メダルのシリフカ「うれしく思う」ファンへ日本語であいさつ 高橋藍と共闘ワクワク…バレーサントリー会見

　１０月１１日に新たに開幕する大同生命ＳＶリーグ（東京体育館）に向け、昨季前身のＶ１男子覇者のサントリー大阪が２９日、拠点の大阪・箕面市で記者会見を開いた。パリ五輪ポーランド代表で銀メダリストで、今季新加入したアレクサンデル・シリフカは「練習試合を見ていても昨年チャンピオンになったチームだと納得している。非常に良いクオリティーを持っているチームの中でできるのがすごい楽しみ」と胸を弾ませた。

　パリ五輪ではポーランド４８年ぶりの表彰台となる銀メダルに貢献した。母国で少しの休暇をはさみ、約１か月前に来日し、チームに合流した。この日の会見前に行われた広島ＴＨとのプレシーズンマッチは出場がなく「まだ１００％でできる状態ではないけど、日々コンディションは上がってきている。なるべく早くプレーしたい」と表情は明るかった。サントリーの一員で日本のファンの前に初登場。試合後には「今季からサントリーサンバーズ大阪でプレーできることをうれしく思います」と日本語であいさつし、ファンを喜ばせた。

　アウトサイドヒッターでは、パリ五輪日本代表で昨季イタリア１部で準優勝した高橋藍（らん）も新加入。状態が上がれば、世界トップの２人で対角を組むことも想定される。「代表で何度か対戦して手ごわい相手だった。ゲームを理解するところが素晴らしい。先を読んでプレーしているし、コート全体を見ている。ディフェンスやパスがうまいこともあるが、（理解力が）一番素晴らしい」と印象を語った。世界屈指のプレーで日本のファンを沸かせる。