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ドラフト上位は二遊間のライバルがズラリ 勝負の3年目を迎える巨人・門脇誠の本音

スポーツ報知 / 2024年11月24日 5時20分

子どもたちと一緒にノックを受ける門脇誠(カメラ・竜田 卓) 

 巨人の門脇誠内野手(23)が23日、“逆境上等”のメンタルで来季の巻き返しを期した。2年目の今季、阿部監督から開幕前にレギュラーを明言されていたが、打率2割4分3厘、0本塁打、21打点、出塁率3割1分9厘と苦しんだ。ドラフトでは1~3位までが二遊間を守れる選手の指名となる中で、「自分は勝負、厳しい立場に置かれた方が強いと思っている。厳しさを楽しめるようなプレースタイルでいきたい」と目をぎらつかせた。

 純粋に野球を楽しむ球児の姿から、原点を思い出した。G球場で球団創設90周年企画「読売巨人軍×甲子園夢プロジェクト」の特別練習にサプライズ登場。特別支援学校に通いながら、硬式野球に打ち込む球児たちに助言を贈る中で心境に変化があった。「今年は特に結果を意識しすぎた。目の前の野球に対して向かっていく、楽しんでいる姿を見て大事なことに気付いた」。数字にとらわれすぎ、がむしゃらにぶつかっていく姿勢が薄れてはいなかったか―。「そっち(逆境)の方が燃える。その精神の方がいい」。心は固まった。

 練習内では、球児との掛け合いで爆笑する姿もあった。「笑うっていいなと。優勝して、日本一になって笑いたい」。勝負の3年目へ、自分らしくぶつかっていく。(小島 和之)

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