【侍ジャパン】先発・早川はまさかの7四球 1点差に迫られた5回途中に無念の降板…主審の厳しい判定に苦しむ
スポーツ報知 / 2024年11月23日 20時59分
◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 スーパーラウンド 日本―台湾(23日・東京ドーム)
侍ジャパンの先発・早川隆久投手(楽天)が、4―3の1点差に迫られた5回無死満塁の場面でマウンドを降りた。5回途中で100球を投げ、ストライクは48球と制球に苦しんで3安打3奪三振3失点、7四球だった。
初回はテンポよく3者凡退に抑えたが、2回には左安と四球で1死一、二塁。7番・戴培峰の右飛で2死一、三塁としたが、最後は136キロのフォークで空振り三振。無失点で切り抜け、上々の立ち上がりを見せた。
打線も早々に早川を援護した。初回には村林(楽天)の先頭打者弾で先制すると、無死一、二塁から4番・森下(阪神)の2点適時二塁打などで一挙4得点を先取した。
早川は3回2死で2番・林立を迎えた場面では、制限時間内に初球の投球動作に入れず、主審にピッチクロック違反としてボールを宣告された。結局、ストレートの四球で歩かせると、続く3番・曽頌恩には左中間へ適時二塁打を許して失点。さらに4番・ギリギラウを四球で歩かせ、2死一、二塁とすると、5番・潘傑楷は二ゴロで打ち取り、最少失点でとどめた。
だが5回は主審の厳しい判定に苦しんだ。先頭の9番・張政禹、1番・邱智呈を2者連続四球で無死一、二塁のピンチを招いた。2番・林立に適時中前打を許し、2点差に迫られた。3番・曽頌恩には四球で無死満塁。4番・ギリギラウにはストレートの押し出し四球を与え、マウンドを降りた。
連覇を狙う侍ジャパンは、13日に名古屋のバンテリンドームで行われた1次リーグ初戦のオーストラリア戦で9得点を奪って快勝して好発進すると、台湾へ移動してからも韓国、台湾、キューバ、ドミニカ共和国を破って1位通過。東京ドームで行われているスーパーラウンドも米国、ベネズエラを倒して2連勝で、この日の試合前に行われた米国―ベネズエラ戦で米国が勝ったことで、2大会連続の決勝進出が決まった。
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