1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

駒大の篠原倖太朗は1万メートルで学生新に届かずも「後悔はない」積極的にレースを展開…八王子ロング

スポーツ報知 / 2024年11月23日 21時23分

八王子ロングディスタンスでの駒大・篠原倖太朗

◆陸上 八王子ロングディスタンス(23日、東京・八王子市上柚木公園陸上競技場)

 1万メートルで来年の東京世界陸上の参加標準記録(27分00秒00)突破を狙う最終S組で、駒大の主将・篠原倖太朗(4年)は28分5秒22で8位だった。駒大OBの鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分20秒33の日本歴代5位の好記録をマークし、日本人トップの4位だった。

 同レースでは東農大の前田和摩(2年)が持っている日本人学生記録(27分21秒52)更新を目指した。序盤から積極的にハイペースで入ったが、5000メートル手前から徐々に出遅れ「今回は大きく崩れてしまいましたけど、ああいう入り方ができたのは、結果としては良くないですけど、後悔はない」と冷静に振り返る。ペースメーカーが早い段階で遅れ出すなどイレギュラーもあり、「うまく対応できる力がまだついていないと思う。自分の力不足を感じました」と話した。篠原は5000メートル(屋外)、ハーフマラソンで日本人学生記録を保持しており、今大会で3種目目の更新を狙っていた。

 駒大の大八木弘明総監督を師事し、OBで世界陸上2大会連続出場の田沢廉(トヨタ自動車)や鈴木らトップ選手と鍛錬している篠原。大八木総監督は同レースを振り返り、「もうちょっと前半、落ち着いていってくれた方が良かったと思いますけど、前の方で行き過ぎたかな。(学生新を)狙えるかなと思っていましたが、全日本(大学駅伝)の疲労がまだ少し抜けていなかった部分もあります」と話した。

 駒大は今季、10月の出雲駅伝で2位、11月の全日本大学駅伝で2位と国学院大に2連敗中。しかし今月17日の上尾シティハーフマラソンでは出場した全選手が自己ベストをマークするなど、第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)で2年ぶりの王座奪還へ、上昇気流に乗ってきている。

 篠原も今後は箱根駅伝へ照準を合わせ、トレーニングを重ねていく。「自分的には2区を走りたいですけど、チームを優先します。任された区間で、任された以上の走りができるようにがんばっていきます」と力強く意気込んだ。

 卒業後はニューイヤー駅伝3度優勝を誇り、男子1万メートル日本記録保持者の塩尻和也、マラソン日本記録保持者の鈴木健吾らが所属する強豪・富士通へ進む。卒業後も拠点は駒大に置き、大八木総監督の下で指導を受けながら「富士通の篠原」として駅伝で活躍し、そして、世界を目指すつもりだ。

 ◆篠原 倖太朗(しのはら・こうたろう)2002年9月3日、千葉・山武市生まれ。22歳。富里高から21年駒大に進学。大学駅伝は1年時の出雲駅伝1区8位。2年時は全日本5区2位、箱根3区2位。3年時は出雲1区区間賞、全日本3区2位、箱根1区区間賞。4年時は出雲6区3位、全日本7区区間賞。23年2月の丸亀ハーフで1時間0分11秒の日本人学生記録。今年9月に5000メートルで13分15秒70の屋外での日本人学生記録を樹立。1万メートル自己記録は27分35秒05。小学生時代は柔道をしており、好きな選手はリオ、東京五輪柔道男子73キロ級金メダルの大野将平さん。175センチ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください