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【日本ハム】柳川大晟 1060万円増の1600万円でサイン…来季は「先発したいと伝えさせていただきました」

スポーツ報知 / 2024年11月29日 6時30分

先発希望を明かし、来季の目標を5勝に設定した日本ハム・柳川(カメラ・山口 泰史)

 日本ハムは28日、エスコンで3選手と契約更改を行った。今季、育成から支配下登録となり8セーブをマークした柳川大晟投手(21)は、540万円から1060万円増の1600万円でサイン。席上では来季の先発転向を希望した。同期で同じく今季、支配下契約を勝ち取り先発で2勝を挙げた福島蓮投手(21)も1060万円増の1600万円でサイン。12試合で2安打に終わった清水優心捕手(28)は300万円ダウンの2400万円でサインした。(金額はいずれも推定)

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  表情を緩めることなく、柳川は淡々と語った。5月に支配下登録されると、8月には再調整中だった田中正が不在の中、守護神を務めるなど8セーブをマーク。それでも、今季を「本当にいろんな経験をさせていただいて、その中でも悔しさが残るシーズンだった。1年間コンディションを維持するのが難しいなと感じました」と振り返った。

 来季は、先発として勝負するつもりだ。「来年は先発したいと伝えさせていただきました」と明言。理由を問われ「今年中継ぎをやって大変さをいろいろ感じた。先発の方が貢献度が絶対大きいので、先発できるなら絶対先発した方がいいと思う。まだ21歳だし、まだ若いので、中継ぎ一本に絞るのは早いかなと思います」と思いを語った。

 悔しさと一緒に残った手応えも、先発を希望する理由だ。1軍デビュー戦は先発。5月26日の楽天戦(楽天モバイル)だった。3回3安打3四球3失点で負け投手。「自分のピッチングができなくて悔いが残った。でも(先発で)1試合しか投げられなくて、もうちょっとやったら絶対に抑えられるなと思った」と自信も見せた。

 今季は真っすぐ、フォーク、カットボールの3球種だったがすでに先発転向に向けて、金子2軍投手コーチ直伝のチェンジアップ習得に着手。「ブルペンでは使えるかなって感じです。さすがに3球種はきついと思うんで、チェンジアップがあったらだいぶ嫌だと思う」となずいた。理想は「三振が取れるピッチャー」と語る21歳。自身の可能性を信じて、まずは開幕ローテを目指す。(山口 泰史)

 〇…清水は金言を胸に、改めて正捕手奪取を狙う。今季はわずか12試合の出場で、300万円ダウンの2400万円でサインした。今年2月のキャンプ中、元阪神監督の矢野氏と話をする機会があった。「28歳ですって話して『俺も30からガッていけたから、キャッチャーは年取ってからが生きるというか、伸びてくるから、ここからやで』みたいな感じで言っていただいた」。来季11年目を迎えるが「より一層やろうっていう気持ちになった」と意気込んでいた。

 〇…福島は1060万円増の1600万円で契約を更改。今季は3月に支配下登録されると、全て先発で12試合に登板。2勝3敗、防御率3・54の数字を残した。それでも「1軍である程度投げられたのはよかったと思うんですけど、その一試合一試合、内容があまり良くないことが多かったので満足はしていない」と振り返った。来季へ向けては、トレーニング量を増やし出力アップを目指している。「今年の平均球速は147ぐらいだったんですけど、できれば150に乗せられれば」と話していた。

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