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鍵山優真、GPファイナル初Vへ「優勝を狙っている」 悔し涙のフィンランド大会の“雪辱”へ

スポーツ報知 / 2024年11月29日 18時17分

フィギュアスケート男子の鍵山優真(左)とカロリナ・コストナー・コーチ(カメラ・大谷翔太)

 フィギュアスケート男子で今季のグランプリ(GP)シリーズ2勝の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が29日、愛知・豊田市内の中京大で練習を公開。2季連続で臨むGPファイナル(12月5日開幕・フランス)へ「もちろん優勝を狙っている」と、初制覇を誓った。

 GPシリーズ2戦目のフィンランド大会は、フリーでまさかの159・12点。103・97点だったショートプログラム(SP)の貯金で逃げ切ったが、ジャンプのミスが重なり「フィンランドでは、弱いところをたくさん見せてしまった」と、涙も流した。父の正和コーチからもゲキが飛んだと言い「悪いところが全部でたと言われて、何も言い返すこともなく、その通り」と反省。状態が悪い時の気持ちの切り替え方も、課題の一つとした。

 この日は約1時間の氷上練習でSPの曲をかけて練習した後に、フリーも曲かけも行った鍵山。4回転フリップで転倒し、手を負傷したものの絆創膏を貼って再びリンクへ。その後の4回転フリップは決め、入念にジャンプを確認した。初Vに挑むGPファイナル、12月には全日本選手権(同19日開幕、大阪)も控える。鍵山は「全日本や、ミラノ(26年冬季五輪)、レベルの高い戦いを目指してやっている。自分が何をやるべきか、毎日その意識をもってやらないといけない」と、表情を引き締めた。

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