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三浦龍司がパリ五輪後初レースの5000メートルで13分27秒43「今年も充実していた」

スポーツ報知 / 2024年11月30日 21時16分

日体大長距離競技会の三浦龍司(カメラ・手島 莉子)

◆陸上 日体大長距離競技会兼NITTAIDAI Challenge Games(30日、横浜市・日体大健志台陸上競技場)

 男子3000メートル障害でパリ五輪8位入賞の三浦龍司(スバル)が五輪後初レースとして、5000メートルの最終組に出走し、13分27秒43のトップでフィニッシュ。持ち前のラストスパートを光らせて確実に勝ちきり、「久しぶりのレースになったので、勝負勘や反応を見るところ。いざ走ってみて動きの中に余裕がありましたし、ラストに動かせる瞬発力も落ちていなかった。結果としては満足いきませんが、動きはある程度良かった」と振り返った。同組に出走したマラソンでパリ五輪6位入賞の赤崎暁(九電工)は13分28秒43で3着だった。

 3000メートル障害を主戦場とする三浦は、スピード強化のために5000メートルにも積極的に取り組む。今夏のパリ五輪決勝は激しいペース変動に転倒する選手も現れる過酷な試合だったが、持ち味のスピードとラストスパートを光らせて8位入賞。「粘ることもできましたし、ラストの競り合いも辛抱強くいられた。本当に手応えがありました。さらに上のところで勝負できる選手になりたい」と頼もしく話していた。

 大活躍だった今シーズンを振り返り、「パリ五輪が今年一番のイベントでした。入賞して、しっかり戦えるという手応えを感じて今年のトラックシーズンを終えることができたので、すごく満足していて、今年も充実していたなと思います」とすがすがしい表情。来年は東京で世界陸上が行われるが「モチベーションや目標はすごく高くなっている。日本で開催されますし、自分もこれまで以上にしっかりと結果で皆さんを楽しませたい」と悲願のメダル獲得へ、さらに足を磨いていく。

 ◆三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年2月11日、島根・浜田市生まれ。22歳。陸上は小1から。京都・洛南高から順大に進み、21年日本選手権は、3000メートル障害で8分15秒99の日本新(当時)で初優勝。同年東京五輪予選でも8分9秒92の日本新(当時)。五輪決勝では7位入賞。23年6月のダイヤモンドリーグで8分9秒91の日本新をマーク。同年世界選手権(ブダペスト)6位入賞。24年春にスバルに進み、同8月のパリ五輪で8位入賞。168センチ、56キロ。

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