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【オリックス】石川柊太争奪戦から撤退していた 海外FA権行使の広島・九里 亜蓮ら新たな先発補強を模索

スポーツ報知 / 2024年12月12日 4時0分

オリックスが争奪戦から撤退していた石川柊太

 オリックスが、ロッテにFA移籍が決まった石川柊太投手(32)の複数球団による争奪戦から撤退していたことが11日、分かった。覇権奪回に不可欠な戦力と見込み、11月15日の交渉解禁日に即アタック。3年総額5億円以上の大型契約を準備する一方で、激しいマネーゲームは回避したい思いがあったもようだ。

 石川との初交渉には岸田監督も同席。宮城と並び、右のエース格として期待していることを直接伝えていた。宣言残留を認めていたソフトバンク、巨人やヤクルトも加わり、5球団による大争奪戦に発展。適正と判断した条件で、駆け引きなしの勝負をしてきた。

 5位に沈んだ今季は宮城らの7勝が最多で、規定投球回には一人も到達できなかった。球団として動きを止めることはなさそうで、石川と同じFA組では、11月12日に海外FA権の行使を表明した広島・九里亜蓮投手(33)ら先発補強の可能性を模索。21年に13勝で最多勝に輝き、今季まで5年連続で20試合以上に先発した右腕は、ニーズに合致する一人と言えそうだ。

 昨年までリーグ3連覇を成し遂げ、チーム再建から常勝復活を目指すオリックス。迅速かつ的確に、戦力を整備していく。

 〇…杉本が「山足ロス」の克服を誓った。現役ドラフトで広島へ移籍が決まった2学年下の後輩は日頃から仲が良く、タメ口も許せる存在。「(後藤)駿太(22年に中日へトレード移籍)から始まって、友達がどんどんいなくなっていきます」と視線を落とした。セ・パで分かれるが、12月は大阪・舞洲の球団施設中心に会う機会は多そう。今季11本塁打にとどまったラオウは「寂しいですけど、練習を頑張ります。とにかく打席に立てるように」と定位置奪回を誓った。

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