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【オリックス】九里亜蓮と電撃合意の舞台裏 2年最大4億円で背番号は22

スポーツ報知 / 2024年12月13日 5時0分

九里亜蓮

 オリックスは12日、広島から海外フリーエージェント(FA)権を行使した九里亜蓮投手(33)と契約締結することを発表した。2年最大4億円を提示したとみられ、電撃的に合意。背番号は「22」に決まり、25日に入団会見が行われる。

 一昨年の森、西川と3年連続のFA補強。今回も手抜かりなく成功させた。先発陣の強化を目指し、3年総額5億円以上の大型契約でまずソフトバンク・石川(ロッテ移籍)にアタック。同時に激しいマネーゲームは回避したい思いがあり、5球団による争奪戦から撤退していた。継続して先発投手の補強を模索。最も注目したのがタフネス右腕・九里だった。

 球団内で協議を重ねていく過程で、九里が数年前から「夢」として希望していたメジャー挑戦だけでなく、パ・リーグでのプレーにも興味を持っているという情報をキャッチ。12月初旬に獲得に乗り出すことを決定し、即交渉していた。

 エースの宮城を始め、若手中心で形成する先発陣のリーダーになれる存在であること。オリックスには同様に広島からFA移籍した西川や同学年で親交のある杉本らが在籍し、溶け込める環境が十分に整っていること。2年最大4億円の条件とともに、ありったけの熱意で九里の心を引き寄せた。

 この日、福良GMは「1年間、しっかりローテーションを守ってくれる。ゲームメイク能力も高い」と期待を寄せた。21年に13勝で最多勝を獲得し、直近5年は平均145回2/3イニング。今季は一人も規定投球回をクリアできなかっただけに、まさにピンズドの補強と言える。5位からの再建に必要不可欠だった新戦力。電撃的かつ効果的に迎え入れた。

 〇…オリックス・杉本が九里の加入を「超速」で歓迎した。大阪・舞洲で自主練習中に契約合意の一報を聞いたラオウ。青学大時代から、同じ91年生まれの「亜大・九里」の存在を意識していたといい「亜蓮が投げる試合で援護をして、2人でお立ち台に上がりたい」と共闘を思い描いた。日頃から親交があり、昨年の球宴では乱闘のネタを仕込んだ2人。「同級生のノブ(山田)と龍馬(西川)にも声をかけて、ご飯に誘いたい」と、1年前に加入した西川と同様に、キャンプ地・宮崎での歓迎会も計画していた。

 ◆九里 亜蓮(くり・あれん)1991年9月1日、鳥取・米子市生まれ。33歳。岡山理大付で甲子園出場なし。亜大2年秋からリーグ5連覇に貢献し、4年秋は明治神宮大会優勝。4年春秋連続でMVP。13年ドラフト2位で広島入団。通算260登板で71勝67敗、防御率3・49。今季年俸1億4000万円(推定)。188センチ、97キロ。右投右打。

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