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中谷潤人がWBC総会のドイツから帰国 2階級4団体統一のクロフォードとも再会「引き続き頑張ってと言われました」

スポーツ報知 / 2024年12月13日 19時14分

ドイツから帰国した中谷潤人はWBCから授与されたトロフィーを手に笑顔

 プロボクシングWBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・中谷潤人(M・T)が13日、WBC年次総会(8~14日)が行われていたドイツ・ハンブルクから帰国した。

 羽田空港で取材に応じた中谷は「いろんな方とお会いできて、すてきな時間をもらえました。WBCのベルトは小さい頃からあこがれていたので、それを獲得できて、さらに総会に出させてもらいました。目標を達成することができて幸せでした」と言葉を弾ませた。今回はWBCからスペシャルゲストとして招待されたもので、総会ではマウリシオ・スライマン会長から「ワンパンチでKOする選手」として紹介され、WBCチャンピオンアワードという黄金のトロフィーを授与された。総会では多くの名ボクサーと会ったが、2階級(スーパーライト級&ウエルター級)で4団体統一王者となった現WBA世界スーパーウエルター級(69・8キロ以下)王者テレンス・クロフォード(米国)とも昨年のWBO総会以来の再会を果たした。「覚えていてくれて、引き続き頑張ってくれと言われました」と笑顔で報告した。

 中谷は今年2月、アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に挑戦して6回TKO勝ち。WBC王座を奪取して、世界3階級制覇を達成した。7月にはビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に左ボディー一発で初回KO勝ちし初防衛。10月には76勝1敗というペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に6回TKO勝ちして2度目の防衛に成功している。

 今回はドイツを含め、初めての欧州遠征だった。「ハンブルクはクリスマス感にあふれていて、街並みもすごく雰囲気があってよかったです。ビートルズが(デビュー前後に)ハンブルクで演奏していたことで、広場にはオブジェもありました。ウィンナーソーセージも食べました」と中谷は久々にリラックスできる時間を楽しんだ様子。それでも「ホテル内のジムで走ったりしていました」と練習は欠かさなかった。

 スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との夢の対戦実現を希望する声が少しずつ大きくなっている。井上は24日に東京・有明アリーナでサム・グッドマン(オーストラリア)と防衛戦を行うが、中谷は「会場に行く予定」だという。

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