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B2富山のダビー・ゴメスHCは第3Qに退場処分…連勝も8でストップ

スポーツ報知 / 2024年12月14日 20時46分

審判に猛抗議するB2富山のゴメスHC(左)

◇プロバスケットボールりそなB2リーグ ▽第12節 福岡78-58富山(14日、富山市総合体育館)

 東地区の富山グラウジーズは、58-78で西地区首位のライジングゼファー福岡に敗れ、連勝は8でストップした。お互いに接触プレーも多く、富山のダビー・ゴメスHCは序盤から何度も審判に猛抗議。両チームのコーチ同士が、激しく言い合う場面もあった。第2クオーター(Q)中盤には、1回目のテクニカルファウルを受けると、第3Q残り1分28秒にも審判に猛抗議。2回目のテクニカルファウルを受けて退場処分となった。15点のビハインドを背負って第4Qに挑んだが、攻守で精彩を欠いて追い上げることは出来なかった。

 序盤から福岡のペースを崩せなかった。得意のインサイドで攻めあぐね、2点シュート成功率は34%と大苦戦。3点シュートの確率も伸び悩んだ。守備では気迫あふれるマンツーマンディフェンスも見せたが、パスを回されて、内外から効果的に得点を奪われた。第2Q序盤にはパスミス、トラベリング、シュートミスが続き、約5分間で無得点となって一気に引き離された。福岡の浜口炎HCは「強力なインサイド陣の富山は、ペイント内での得点が多いが、スミス中心にインサイドの守備の出来が良かった。ディフェンスで頑張れるようになった」と振り返った。

 福岡は元富山の浜口HC、福島雅人ACのほか、Cジョシュア・スミス(32)ら選手4人が富山でプレーした経験を持つ。馴染みの相手選手も多く、試合前に名前が呼ばれると、敵地でも多くの拍手がわき起こるほど。富山の初代HCでもある福島ACは、富山のSG水戸健史(39)と談笑。3638人が訪れた試合会場も盛り上がった。福岡の浜口HCは「本当に懐かしく、ブースターにも声をかけてもらった。いい雰囲気の中で、ゲームできて良かった」と笑顔を見せた。

 試合後の会見には、佐野公俊ACが出席。佐野ACは「自分たちの準備を出せない部分があり、福岡がいいバスケをしていた。(HC退場に関しては)ACの仕事としてHCを止めることもあるが、自分たちもレフリーにも、しっかりコミュニケーションを取ることで、試合を円滑に進められる。僕らが戦う相手はそこではなく、しっかり対戦相手と戦って勝負したい。もう1回、切り替えて試合にのぞみたい」と決意。プレー、ベンチワーク両面を改善して巻き返しを図る。(中田 康博)

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