鍵山優真、全日本初Ｖへ 前日練習で順調調整「いい感触。負けられない」 ２０日開幕

練習する鍵山優真（カメラ・岩田　大補）

◆フィギュアスケート　▽世界選手権代表選考会　全日本選手権　練習日（１９日、大阪・東和薬品ラクタブドーム）

　男子の公式練習が本番会場で行われ、初優勝に挑む鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大）が調整。「思ったよりも、初日から動けているなという感触があった。このまま明日まで、いい気持ちを持って行きたい」と、好感触を語った。

　フリーの曲をかけての練習ではジャンプを跳ばなかったが、その後はフリップ、サルコーなどを入念に確認。４回転フリップは転倒もあったが「最初は合わなかったけど、その後は自分のスピード、タイミングで跳べた。問題ないかな」と修正。４回転―３回転トウループの連続ジャンプを降りるなど汗を流した。

　今月のグランプリファイナルでは、自己最高の銀メダルを獲得。ただミスが出た演技を反省し、全日本に向けては「金メダルに向けての欲が、噴火しそう」と語っていた。男子ショートプログラムは、２０日に行われる。鍵山は「みんな優勝に対して強い気持ちだと思うし、僕自身も負けていられない」と、闘志を燃やした。