シャイア・ラブーフ、第二次世界大戦を戦った兵士から学んだこととは?

ハリウッドニュース / 2014年11月17日 20時0分

2面性のある兵士を演じたシャイア・ラブーフ (c)Norman Licensing, LLC 2014

第二次世界大戦下ヨーロッパ戦線を舞台に、たった一台の戦車でドイツ大軍を相手に戦い抜いた5人の兵士たちの絆を描いた、今冬最大の戦争アクション超大作『フューリー』が、11月28日より日本公開となる。兵士の一人を演じたシャイア・ラブーフは、実際に第二次世界大戦時に戦場で戦った兵士との座談会したり、国家警備隊と1ヶ月生活を共にしたという。

今回シャイアが演じたのは、冷静沈着で聖書の一説を引用して仲間の心を癒す名砲手、ボイド・スワンだ。「ボイドはフューリーの副司令官だ。タンクの主砲であるHV76mm砲の操縦にあたる。冷血な殺し屋だが、信心深い男でもある。聖書を読むクリスチャンが戦場の殺戮とどう折り合いを付けるのかが興味深い」。

戦車を操縦する上で、大砲の操縦を担う“砲手”と大砲に砲弾を詰め込む役回りである“装填手”は、連携が需要となる「密な関係」にあるとデヴィッド・エアー監督は語るが、装填手のグレイディを演じたジョン・バーンサルは「グレイディはボイドを部隊の“母親”的な存在とみなす。ボイドを部隊の精神と道徳の先導役と崇める。ボイドはより崇高な力、そして神とのつながりを持つ。装填手と砲撃手はお互いにとってなくてはならない存在であり、とても興味深い関係性なんだ。一方が聖書を読み、説教をするクリスチャンで一方が殺しを厭わない女好きなので相反する存在と思いがちだが、二人は融合し、完全に一体となる。一人の人物の陰と陽のようなものだ」と語る。

シャイアは本作で、ボイドの持つ神を信じながらも喜んで殺すような二面性を探求すべく、実際に第二次世界大戦時に戦場で戦った兵士との座談会に参加したという。「第二次大戦中に第2機甲師団に従軍したドン・エヴァンスはボイドと性格が似通っていて、クリスチャンで正義感が強い。殺しは殺しでも“killing”と“murder”との二種類があり、その間には大きな違いがあると力説された。生き方は聖書に則っているが、それでも敵なら殺す、罪悪感で寝付けなくなるようなことはないと言うんだ。まあ神が特定の魂を刈り取る死神たちをこの世に産み落としたということなんだろうな。もう少し若い世代の軍人とも話をした。シェーン・イェーツという大尉がいて、彼は42歩兵師団の従軍牧師でもあった。師団とデヴィッドから許可を得て前進作戦基地に派遣された兵士たちと一緒に生活をする機会を得た。国家警備隊の皆と一ヶ月半を過ごし、その後にその他の兵士達と合流してフォート・アーウィンのブートキャンプに参加したよ」。

また、本作は主要キャストで撮影前にブートキャンプを行ったことで話題になったが、「あのブートキャンプは計り知れないほど有益だった。お互いを良く理解できるようになったし、何せ6日間もの間森の中で一緒に過ごすわけだから次第に団結が深まっていく。自分がより大きな大義の一駒に過ぎないことを自覚するようになり、多くの男たちのために戦っていることも分かってくる。キャンプに参加した後は国旗を見る目が変わったよ。星条旗が護符のように、超越的なシンボルのように目に写る。僕は親父が退役軍人なので、軍人に対してはもともと敬意の念はあるが、それでもケヴィンや他の皆との訓練はエモーショナルな体験となった」とシャイアは語った。

■『フューリー』
11月28日(金) TOHOシネマズ日劇他全国超拡大ロードショー
(c)Norman Licensing, LLC 2014【ハリウッドニュース編集部】

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