中傷メールや俳優の個人情報流出…ソニー映画会社攻撃の被害まとめ

ハリウッドニュース / 2014年12月20日 12時30分

公開中止となった映画『The Interview』に出演するジェームズ・フランコとセス・ローゲン (c)Imagecollect.

米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)がサイバー攻撃を受けた騒動が収まらない。次々と大量の重要情報が漏洩することになった騒動のこれまでの被害の様子をまとめてみよう。

■テロ予告で映画の公開中止
俳優のジェームズ・フランコとセス・ローゲンが主役を務め、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画『The Interview』(原題)。同作が原因でSPEはサイバー攻撃を受けたと見られており、映画を公開すればテロ行為を行うと脅迫を受け、SPEは公開中止を決めた。この件について、俳優のベン・スティラーは「表現の自由に対する脅迫」、ロブ・ロウは「ハッカーの大勝利」と非難している。

■重役たちのハリウッド俳優に対する中傷
SPE幹部やプロデューサーらがハリウッド俳優たちを中傷するメールも流出。メールのなかで、アンジェリーナ・ジョリーは「才能がない甘ったれた子ども」、レオナルド・ディカプリオは「みすぼらしい男」、ケヴィン・ハートは「売春婦のよう」とこき下ろされていたことが判明してしまったのだ。

■新作映画の流出
ブラッド・ピット主演の戦争映画『フューリー』、同名ミュージカルを映画化した『ANNIE/アニー』や『Still Alice』『Mr. Turner』などの映画本編がオンラインに流出。また、現在撮影中の『007』シリーズ最新作の脚本も外部に流出してしまったと言われている。また、カニエ・ウェスト主演映画への言及などもあり、未発表情報も漏れてしまった。

■キャスティング経緯・ギャラの流出
重役たちがキャスティングについて語る生々しいやりとりも流出。SPE制作のスティーブ・ジョブズ映画のジョブズ役にクリスチャン・ベールや、トム・クルーズ、マイケル・ファスベンダーらが挙げられるメールが明らかに(最終的にはマイケル・ファスベンダーに決定)。また、『アメリカン・ハッスル』のギャラも明らかになり、ジェニファー・ローレンスのギャラがブラッドレイ・クーパーら男性陣より低いことがわかった。

■俳優の個人情報の流出
映画の撮影スタッフの個人情報や俳優の個人情報も漏れてしまった。トム・ハンクスやナタリー・ポートマンらがプライバシー保護のため使っていた偽名に加えて、シルベスター・スタローンらは社会保障番号(身分証明の鍵となる番号)までもが流出してしまった。

このように重要情報が多く漏洩したサイバー攻撃の被害額について、専門家の間では数千万ドル(数十億円)規模になると言われている。一部の専門家は被害額が1億ドル(約120億円)に達する可能性もあるとコメントしているが、被害額の全容が明らかになるまでまだ時間がかかりそうだ。【ハリウッドニュース編集部】

ハリウッドニュース

トピックスRSS

ランキング