『アーティスト』出演の犬アギー、自伝本で猫を殺した過去をふりかえる

ハリウッドニュース / 2012年11月23日 12時10分

実は猫を殺したという暗い過去の持ち主であるアギー (c)Hollywood News

今年の2月に行われた第84回アカデミー賞授賞式で作品賞を受賞した映画『アーティスト』(11)で見事な演技を披露した名犬アギーの自伝本「Uggie — My Story」が出版された。

『アーティスト』での演技が評価され、昨年の第64回カンヌ映画祭で優秀な演技を披露した犬に贈られる賞である「パルム・ドッグ賞」を受賞し、今年の6月には犬として初めてハリウッドのチャイニーズシアターに足形を残したジャック・ラッセル・テリアのアギー。今ではハリウッドスターとして人々に愛されているアギーだが、過去には飼い主に見捨てられ、野犬収容所に入れられるなど、タフな子犬時代を過ごしたようだ。

どうやらアギーは、まだ彼が生まれて数か月の子犬だった頃に猫を殺してしまい、それが原因で野犬収容所に入れられてしまったのだという。飼い主が庭でパーティーをしている時に、隣人の庭に入ったアギーは、そこで攻撃的な猫に出くわした。その事件についてアギーは自伝本でこう振り返っている。

「僕が驚いてほえる前に、その猫は僕の体や顔や目を、ひっかいたり、かんだりしてきたんだ。そして僕の首の柔らかい皮膚に牙を食い込ませ、僕は自分が驚くほどのかん高い声で叫んだ。暗闇に逃げた猫に僕は飛びかかり、ヤツの首におもいっきり噛みついた。血の味がして、僕はチャンスだと思った。テリアの大いなる激怒パワーと共に、僕は牙につかんだ相手を、動きがなくなるまで振りまくったんだ。すると人々が僕のしたことを喜んでいないと感じた。僕はヤツを地面に降ろすと、ビックリしてしまった。なんと僕は僕を襲った猫を殺したわけではなく、とても悲しいことなのだが、その猫の子猫を殺してしまったのだ」。

こうして飼い主に攻撃的すぎると思われたアギーは、野犬収容所に入れられ、それからトレーナーのオマー・ヴォン・ミュラー氏に拾われることになったのだという。

もちろんこの本はアギーが書いたわけではない。この本の裏表紙には、アギーがライターのウェンディー・ホールデンさんに吠えて彼の人生を伝えたと書かれている。

現在アギーは俳優業を引退し、ミュラーさんや彼の妻や子供と幸せに過ごしているという。アギーの暗い過去、演技をする犬としての特訓の日々、そしていかにハリウッドで成功したのかが綴られているこの自伝本がアメリカで話題を呼んでいるのは、アギーのサクセスストーリーに人々が共感できるからなのだろう。【村井 ユーヤ】

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