「日本での実績なんて関係ない」北村龍平が語る、ハリウッドの監督オーディション 【インタビューPart2】

ハリウッドニュース / 2013年3月29日 11時47分

「(ハリウッドで)1作、2作撮ったからといって、まだまだこれから」「(ようやく)スタートラインに立った」と語った北村龍平監督 ハリウッドニュース

北村龍平監督が、ハリウッド2作目となる『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』(4月27日日本公開)のインタビューに際し、ハリウッドでの監督オーディションについて語った。

渡米して6年。監督は、「身寄りもコネも、向こうでの実績もないまま、大変なことも覚悟の上で行ってるので。やっぱりゼロからやり直してでも何ができるか試してみたいというところだったので。6年くらいかかりましたねぇ、どうしても」と、駆け抜けた年月を振り返る。

「ハリウッドっていうのはとんでもない魔界なので。誰も信用できないという。みんなが笑顔でいながら、後ろから刺してくるみたいな。それでひどい目にあうこともいっぱいあるし、思いがけないトラブルに巻き込まれることもいっぱいあるし。その中でまずは信用できるチームというか、人脈を作ることに集中するしかないと」と、“魔界”での取っ掛かりが大事だと話した。

しかし、これまで日本で撮ってきた実績・キャリアは通用しないのだろうか?

「それは悲しいかな、正直全然意味が無いですね。ハリウッドという所から見ると、簡単に言うと、“どうでもいい”んですよ。決定権を握る上層部のお偉いさんのコミュニティーの中では、別に“知らないよ”っていう話になっちゃうんですよ。なぜなら、ハリウッドには優秀な監督がいっぱいいるし、どんどん出てくるので、そこに食い込んでいくのは並大抵なことではないですけど、まあなんとか、そろそろかなっていう所まで来た感じですかね、やっとね」。

ゼロからのスタート。そんな中で、映画監督としてどのように仕事を掴んでいったのか。

「監督もね、オーディションあるんですよ。僕はそれね、潔いなと思うんですけど、スタッフもキャストも監督も全員オーディションです。(みんな)凄まじい形相ですよ」「この映画だって、脚本があがって、プロデューサーが買って、出資者を探してきて、きっと10人くらいに脚本送ってると思いますよ。ミーティングで、どんな映画、どんなビジョンで作るということを全部プレゼンをして、勝ち残ったヤツが仕事を取るという。健全といえば健全なんです。日本にいるとそういうことってあんまりないので。付き合いの中で、“ナントカちゃん撮って”みたいになっちゃうんで」。

「だって、最初の何年かは辛かったですよ。10年や15年前に見た大作を撮ったヤツと“戦うの? 俺(?)”みたいなのがしょっちゅうあるんですよ。“あの監督じゃん(!)”みたいな。だからどんなプレゼンをするのか考えないといけない。潔いですよね、よくわからないしがらみで負けたってわけではないので。超実力社会ですよ」。

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