ハリウッドの北村龍平監督が断言する、“伝える交渉術”とは? 【インタビューPart3】

ハリウッドニュース / 2013年3月29日 11時50分

“エクストリーム”が持ち味の北村龍平監督、そのズバリな交渉術とは? ハリウッドニュース

ハリウッド2作目となる『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』(4月27日日本公開)を引っさげ来日した北村龍平監督に、交渉術について聞いてみた。

北村監督は、自主製作映画で活躍してきた頃から並々ならぬ交渉力と実行力で映画を作り続けてきた。当時まだ無名だった監督が、資金のない中、脚本だけ書いて、俳優の渡部篤郎の元へ出向いて口説き落とし、仲間を集め(が集まり)、『ヒート・アフター・ダーク』(99)を製作したのはそんな彼の武勇伝のひとつ。有言実行の男・北村龍平は、どのように交渉に臨んでいるのだろうか?

「僕は結構それ(交渉)が得意だと思うんですけど、僕が心がけているのは、コチョコチョこざかしいことをやらずに、真正面からストレートにぶつかること。大鉄則ですね」と話し始めた。

「“俺はこうしたいんだ”ということを、明確にシンプルにパワフルに伝えるっていう、これ以外ないと思うんですよ。なんかもう、企画書みたいなものをダラダラ出して、このテーマがどうでしてって言われても、僕には響いてこないし、何か違う気がするんですよね」。

「それは(出世作となった)『VERSUS ヴァーサス』の頃から変わらないんです。“世界がブッとぶアクション映画を作るんだ”“何が何でも作るんだ”“カッコ良ければなんでもいい”“面白くてカッコ良いことをやるんだよ!”って」「『あずみ』の時も、プロデューサーに言ったのは、“『マッドマックス』みたいな宿場町を最後作るんですよ”“200人くらいいるねん。何やお前?みたいな無茶苦茶な野武士やら侍やらを、あずみがぶった斬って”っていう。そしてそんな映画になったじゃないですか、やっぱり。明確に言うってことですよね」。

一貫してブレない。

「そうですね。良くも悪くもなんですけど(苦笑)、それで生き延びてこられたんだと自分では思いますけどね。昔から見てくれている人から見て、ハリウッド行って普通の映画作っちゃって全然北村龍平らしくないな、って思われたら負けなんですよ」。

「この映画でプレゼンに行ったときも、(明確に)言っただけなんですよね。“レクター博士とジェイソン・ボーンを足したヤツが、ターミネーターのように大暴れする映画”だと。その分かりやすさがたぶん彼らに通じたんでしょうね」。

最後に、日本のクリエーターにメッセージを求めると、「特にないですよ」と言いつつもこんなふうに答えてくれた。

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