【インタビュー】『キャプテン・アメリカ』ルッソ監督、目指したのは70年代の政治サスペンス

ハリウッドニュース / 2014年8月30日 17時0分

(左から)ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ監督 (C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

全世界で大ヒットを記録した『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』。『オーシャンズ11』チームのスティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーに才能を見出され、本作で監督を務めたアンソニーとジョーのルッソ兄弟が本作のこだわりや黒人ヒーローのキャプテン・アメリカについて語ってくれた。

Q.本作の監督を務めるにあたり、「ここだけは外せない」とこだわり抜いた部分はどこでしょうか。また、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』『アベンジャーズ』とそれぞれ異なる監督の後を引き継いだわけですが、そのことについてはどのように感じていたのでしょうか。
ジョー:こだわり抜いた部分、と言うよりも、はっきりとしたビジョンがあった。マーベルへのプレゼンの時にも必要だったが、二人の明確なビジョンがあった。映画全体のトーンとして、70年代の政治サスペンスのようなタッチを目指していた。より現実に根ざしたリアルなストーリー、リアルな描写というものが一番のカギになった。
アンソニー:映画が幕を開けるまでの時間、スクリーンには描かれない時間というものをきっちり考えて、それがうかがえるように、バックストーリーに気をつけた。それは、キャプテン・アメリカのキャラクターからにじみ出てくるもの。彼は70年間凍結していたせいで、現代社会に一生懸命追いつこうとしている。今自分が生きる世界に適応しようと葛藤している。そういった彼の葛藤や、この何年間かに彼がどのような暮らしをしてきて、どのレベルまできたのかということを、映画の中で描くのではなく感じさせることに気をつけた。

Q.『キャプテン・アメリカ』第三弾の監督続投発表の際、とても意欲的な印象を受けましたが、キャプテン・アメリカ以外にも「このキャラクターのこんな姿を描いてみたい」と思うキャラクターは誰でしょうか。
ジョー:今回登場したファルコンことサム・ウィルソンと、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズが掘り下げ甲斐のあるキャラクターなので、この二人を中心にしたストーリーを描いてみたいと思っている。

Q.今秋からコミックにおいて、「キャプテン・アメリカ」は、黒人ヒーローの「ファルコン」にバトンタッチとなることが決定しました。黒人ヒーローで映画化された場合、従来のものとはどういった違いが生まれるとお考えでしょうか。
アンソニー:詳しいことは僕たちにもわからないが、マーベルコミックスは常に新鮮な切り口を探している。この企画も10年くらいあたためていたらしいが、内容も絵も見ていないので、自分たちはコメントできない。サム・ウィルソンがキャプテン・アメリカになったからといって、黒人といえども普通の人間だし、そんなに大きく変わることはないと思う。だた、決定的に違うのは、彼はキャップと違って超人戦士ではなく生身の人間で自分なりのスキルや武器を持っているだけなので、まったく新たな戦い方になるだろう。そこが今までのキャプテン・アメリカとの違いになると思う。

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