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サケ“不漁”イベント中止の自治体も…専門家は「状況大きく好転」どうなる秋の味覚

HTB北海道ニュース / 2024年9月24日 16時36分

(c)HTB

秋の味覚を代表するサケ。

今シーズンはここまで漁獲量が振るわず、祭りが中止になるなどの影響も出ています。

気になる今後の見通しは?

■加藤諒也記者:

「船からサケが水揚げされました。」

24日朝の石狩湾新港(北海道石狩市)では秋の味覚「サケ」が次々と水揚げされてきました。

■石狩湾漁協業務係 西川浩司さん:

「先週よりかは全然増えてきたので数は増えてきているような兆し。例年どおり10月あたまは盛漁期なので穫れるんじゃないかと。」

先週までは不漁が続き2日に1回しか出漁できない状況でしたが、23日から水揚げが増えてきたといいます。港の近くにあるサケ直売所も不漁の影響で閉まっていましたが、24日、ようやく今シーズン初オープンしました。

お目当ての生筋子を買いにきた人は。

■買い物客:

「ある程度大きさはありますね。(イクラが)孫たちが好きなのでなんとかたくさん漬けたい。」

道によりますと今シーズンは全道的にサケが不漁で、今月10日までの漁獲量は前年の同じ時期と比べ4割程度にとどまっています。

今週28日から開催される「石狩さけまつり」。サケのつかみどりや石狩鍋の販売などが企画されていますが、主催者はまだ不安を抱えています。

■石狩観光協会 高梨朝靖さん:

「当日サケがとれないとなると中止せざるをえない場合も。自然相手なものですからその時になってみないとわからない状況」

別海町は来月開催予定だった「西別川あきあじまつり」の中止を決定。例年、1万人以上が来場するイベントで、町の観光に与える影響は大きいといいます。

■別海町商工観光課 堀込美穂課長:

「来遊予測からしても中止はやむをえなかった大きなイベントでもありましたので非常に残念。来年以降、資源の回復を期待したい。」

石狩では回復の兆しも見え始めた今年のサケ漁。今後の見通しについて専門家は。

■北海道立総合研究機構 さけます内水面水産試験場 卜部浩一研究主幹:

「急速に漁獲が今増えてきている中でですね、状況は大きく好転してきているところであります/サケが北海道の沿岸にやってきやすい環境が今年は整っているという点で、今後のサケの来遊に支障はまずないだろうという風に考えています。」

札幌市豊平区の食品スーパー。秋サケの切り身や生筋子が並び始めています。

■買い物客:

「イクラをかいました。今年初です」

こちらのスーパーの鮮魚店ではサケの入荷量はまだ少なく、去年、100gあたり98円だった切り身は、2倍近い178円で販売されています。

■吉本水産・月寒店 嶋村謙一店長:

「いっぱいものがくればものの値段も下がると思うこのまま順調に増えていってもらえれば値段もおのずと下がってくる。できれば例年通りの価格で出したい。」

来月初旬に漁の最盛期を迎えるサケ、漁獲量が増え買いやすい値段になることが期待されます。

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