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イチゴ高騰でクリスマスケーキにも影響か 一方で価格抑えた新商品も登場 ポイントは「果肉入りクリーム」

HTB北海道ニュース / 2024年11月29日 19時16分

(c)HTB

もうすぐ12月です。クリスマスも近づいていますが、イチゴの価格が高騰していてクリスマスケーキにも影響がでそうです。

真っ赤なイチゴとふんわり白い生クリームが定番のクリスマスケーキ。その出番を来月に控え、お菓子業界にも原料高騰の波が押し寄せています。

もりもと店舗事業部 内田健太課長:

「イチゴの値段も年々少しずつ上がってきている部分もあるのですが、それ以外の小麦粉だったり牛乳や生クリームの高騰も続いていますので」。

札幌市中央卸売市場によりますと、今月中旬の1キロあたりのイチゴの卸売価格は去年の同じ時期と比べておよそ10%値上がりしています。

水戸青果 竿尾藍里さん:

「夏は1パック500円とか1000円だったものが、いまは700円から2000円ぐらいの間で取引されているという感じです。クリスマス前になるとすごく需要が増えるので、不足して価格が上がっているのと、単純に物価の高騰も原因になると思います。」

飲食店やホテルなどに野菜や果物を卸している札幌市中央区の水戸青果。イチゴの価格はクリスマス直前の12月20日ごろになるとさらに上がる見込みだといいます。

水戸青果 竿尾藍里さん:

「2000円だったものが1パック3000円ぐらいまでいったりとかもあります。こちらも心苦しくはあるのですが、やっぱり高くご案内するしかなくて。」

原料高騰の中、菓子メーカーの「もりもと」では今年、思い切って価格をおさえたクリスマスケーキの新商品を考案しました。ケーキの名前は「ホーリーナイト」。

スポンジの間には生のいちごのスライスの代わりに、いちごの果肉入り特製クリームをたっぷり2層はさんでいます。

依田英将アナウンサー:

「いただきます!ふんわりやわらかい。いちごを存分に感じます。これは」

この果肉入りクリームは普段店頭販売している「イチゴショート」用に開発されたもので、これまでクリスマスケーキには使用していませんでした。

しかし生のいちごスライスの代わりにこのクリームを使うことで、いちごの存在感は失わずに価格を抑えられると、今年初めてクリスマスケーキに採用。

定番のクリスマスケーキより1個あたり1000円ほど安く3000円台と4000円台で販売できることになりました。

もりもと店舗事業部 内田健太課長:

「やはりどんどん今、同業他社様も値上がりしている状況の中で価格を抑えることで少しでも多くのお客様に弊社のクリスマスケーキをお届けして、素敵なクリスマスをすごしていただきたい。」

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