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【ノーベル平和賞】日本被団協ノルウェーに到着 授賞式の会場前からリポート

広島テレビ ニュース / 2024年12月9日 18時56分

広島テレビ放送

日本時間の12月10日、被爆者団体の日本被団協力にノーベル平和賞が贈られます。授賞式が開かれるノルウェーから、広島テレビの竹内嘉菜記者がお伝えします。

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竹内記者の後ろに見えるのは、ノーベル平和賞の授賞式が行われる会場・オスロ市庁舎です。日本被団協のメンバーも参加し、授賞式のリハーサルが行われる予定です。

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会場のすぐ近くでは、授賞式の翌日からノーベル平和賞にちんだ展示が行われます。

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会場では、原爆10日後の広島の町や、被爆者の姿を記録した写真のほか、広島の原爆資料館から提供された13枚の原爆の絵などが展示され、訪れた人が被爆の実相を知ることができる施設となっています。これらの資料は、2025年11月中旬まで、およそ1年間展示される予定です。

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現地で授賞式に向けた準備が進む中、12月8日の夜、日本被団協の代表委員など、およそ30人がオスロに到着しました。

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■日本被団協代表委員 箕牧智之さん

「今日は、オスロへ来ることができて大変光栄に思います。戦争、核兵器大嫌い。平和が1番。」

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核兵器廃絶の署名を集めるなどしてきた、高校生平和大使も授賞式に出席します。

■高校生平和大使 甲斐なつきさん

「現地の高校生の平和への価値観だったり、現地の若者の平和への思いをたくさん吸収して、それをそこで止まらせずに、今後も広島に帰って、日本に帰ってからも、いろいろな活動に広げていきたいと思っています。」

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現地の人からも、日本被団協の受賞に期待する声が聞かれました。

■現地の人は…

「(日本被団協を知っていますか?)はい。」

「(どうして知っているのですか?)ニュースを見ました。」

「学校で習いました。」

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■現地の人は…

「同じことを繰り返さないためにも、次の世代が歴史を知ることは大切です。」

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■現地の人は…

「今年のノーベル平和賞が、和平交渉と世界平和に影響を与えることを願っています。」

日本から遠く離れたオスロの人たちにも、日本被団協の活動が伝わっていたことをとても頼もしく感じました。

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2024年の平和賞に日本被団協を選んだ、ノーベル賞委員会のフリードネス委員長が、広島テレビの単独インタビューに応じ、受賞理由を語りました。

■ノーベル賞委員会 フリードネス委員長

「今年は世界の核の脅威に焦点を当てることが、特に重要でした。そうすることで、核のタブーを作り維持してきた日本被団協と、すべての被爆者の非常に重要な活動を強調したいと考えました。」

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今回の受賞で、核保有国を含む世界のリーダーに感じてほしいことがあります。

■ノーベル賞委員会 フリードネス委員長

「世界の指導者からの反応も期待しています。政治的なリーダーシップが必要です。核保有国は、核拡散防止条約に対する責任を真剣に受け止めなければならないし、他の国も核兵器禁止条約に批准する必要があります。」

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授賞式では、フリードネス委員長から被爆者に記念のメダルと、賞状が授与される予定です。

■ノーベル賞委員会 フリードネス委員長

「彼らに会えることは光栄です。彼らと話し、彼らの体験を直接聞けることを楽しみにしています。そして世界の現状をどう思うか、核軍縮運動の次のステップをどうするか、彼らが考えていることを語ってもらいたいと思っています。」

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フリードネス委員長は、日本被団協の代表らがオスロに到着した際に空港で出迎え、被爆者らと記念撮影をするなど、交流を深める姿も見られました。ノーベル平和賞の授賞式は、日本時間の12月10日午後9時から行われ、日本被団協を代表して、長崎で被爆した田中熙巳(たなか・てるみ)さんがスピーチする予定です。

【テレビ派 2024年12月9日放送】

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