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イザベル・ユペールと伊原剛志が美しい日本の風景を巡る! 映画『不思議の国のシドニ』本編映像解禁 直島で初となる劇映画撮影を敢行

クランクイン! / 2024年12月7日 12時0分

映画『不思議の国のシド二』場面写真

 イザベル・ユペールが主演を務める映画『不思議の国のシド二』(12月13日公開)より、香川県・直島の名所の数々が映し出される本編映像が解禁。併せて、本作を美しく彩った日本のロケ地一覧も到着した。

 本作は、優しさに満ちた6日間を描く人生賛歌。フランス人作家シドニは日本の出版社から招聘され、見知らぬ国、見知らぬ人への不安を覚えながらも、未知の国ニッポンにたどり着く。寡黙な編集者の溝口に案内され、日本の読者と対話しながら、桜の季節に京都、奈良、直島へと旅をするシドニ。そんな彼女の前に、亡くなった夫アントワーヌの幽霊が現れて…。

 シドニを演じるのは、フランスの至宝イザベル・ユペール。世界各国の名だたる巨匠とコラボしてきた彼女が次に訪れたのが日本。“不思議の国”に迷い込んだ作家のヒロインを軽やかに演じている。

 シドニと全編フランス語で会話し、深い喪失を共有する編集者の溝口健三役には、世界で活躍する伊原剛志。そしてシドニの最愛の夫アントワーヌの幽霊役をアウグスト・ディールが演じ、愛と再生の物語にユーモアを添えている。

 演出を担うのは、フランス人女性監督エリーズ・ジラール。自身が初来日した時の印象や旅情を詰め込んだ本作は、物語の随所にちりばめられた日本映画や文化への溢れんばかりの愛も見どころとなっている。

 日本に迷い込んだフランス人作家シドニの再生の旅を彩るのは、京都・奈良・直島・神戸…といったロケ地の数々。その美しい風景が、過去を手放し、新たな一歩を踏み出す彼女の背中を優しく押している。

 奈良の東大寺では大仏さまを見上げ、京都の法然院では谷崎潤一郎の墓を前に、そのシンプルさに感動するシドニ。さらに、1000年以上の歴史を持つ真如堂や風情ある佇まいの書店其中堂などが映し出され、観客までも旅に出ている気分へと誘う。

 そのほか、シドニが宿泊するホテルや旅館も見どころ。晴鴨楼、奈良ホテル、ホテルオークラ神戸など、誰もが一度は訪れたくなる名宿が次々と登場し、その建物や部屋を眺めるのも楽しい。

 今回解禁された本編映像は、物語の終盤でシドニと健三が訪れる直島を紹介するもの。「直島はまさに現代アートの殿堂」という文字から始まり、安藤忠雄が建築したベネッセハウスミュージアムや、島のシンボルである草間彌生の南瓜などが映し出されている。直島で劇映画の撮影が行われるのは、実は本作が初めて。フランス人監督の視点で描かれる、直島の美しい風景の数々を堪能することができる映像となっている。

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