新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』に尾上菊之助、「武者震い」を告白

クランクイン! 取材記事・エンタメ / 2019年9月30日 12時45分

新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』製作発表記者会見・囲み取材に登場した(左から)中村七之助、尾上菊之助 クランクイン!

 歌舞伎役者の尾上菊之助、中村七之助が30日、都内で行われた新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』製作発表記者会見に出席。同作の歌舞伎化を熱望していたという尾上は「武者震いをしております」と興奮する様子をみせた。 宮崎駿氏の大作漫画『風の谷のナウシカ』が、宮崎駿作品およびスタジオジブリ関連作品では初となる歌舞伎舞台化。主人公・ナウシカを尾上が、強大な軍事力を有する国家トルメキアの皇女・クシャナを中村が演じる。

 会見には尾上、中村のほか、演出を手掛けたG2、松竹副社長の安孫子正氏、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏も出席した。

 鈴木氏は「宮崎にとってナウシカというのは実は1番大事な作品なんです。自分の持ってる全てをぶつけた作品。彼の中心にあるのはいつもナウシカでした」と明かしたうえ、「菊之助さんにお話いただいたときも“もののけ”はどうですかみたいな話もしたんですよ。でも『やりたいのはナウシカだ』と。その一念でこの日を迎えることができた」と報告。

 今回の歌舞伎化の発起人だという尾上は「今すごく武者震いをしております」と心境を吐露。「はじめてジブリを伺ったときの緊張感、ご了承いただいたときの興奮を胸に、歌舞伎ファン、ジブリファンの方に納得していただこうと鋭意制作段階であります」と意気込みを語った。

 また原作の魅力について「普遍的なテーマ性があるかないかというのが古典が生き残っていくうえでの違いだと思います。テーマ性に現代というものが追いついてきたというか、現代のほうが身近に感じるというのは貫かれている」と説明。続けて「壮大さ・重たさというものが歌舞伎と融合したときにどうなるのかということにワクワクしています」と目を輝かせた。

 さらに今作のオファーを尾上から受けたという中村は「純粋に驚きました」と吐露。兄・中村勘九郎についても触れ「ウチの兄はナウシカが初恋の人なんです。ジブリでお仕事をさせていただいた際も、ジブリのスタジオにウチの兄の運転で行って。兄は気軽なもんで『やったージブリに行ける』と言っていたんですけど、僕は腹が痛かった」とエピソードを披露し、笑いを誘った。

 中村の殺陣についても期待が寄せられたが、中村は「そこはグリコのおまけですので(笑)。心、テーマ、そういうのをお客様に感じ取っていただいて、いいおまけになるように思っていただける作品になればいいんじゃないかなと思っております」と答えていた。

 新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』は、新橋演舞場にて12月6日~25日上演。

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