『3年A組』『あな番』…考察系が大盛り上がり 2019年“バズり”ドラマをプレイバック

クランクイン! 取材記事・エンタメ / 2019年12月29日 8時0分

2019年主演ドラマが大きな反響を呼んだ(左から)菅田将暉、田中圭、黒木華、西島秀俊 クランクイン!

 2019年も残すところあとわずか。今年もテレビではたくさんの新作ドラマが放送された。多くのヒット作、高視聴率ドラマが生まれたが、ここではネット上で視聴者がストーリーの行方やキャスト陣の演技に大いに盛り上がり心動かされ、SNSを中心に“バズった”話題作を振り返ってみよう。◆視聴者の“考察”が新たなドラマのトレンドに

 2019年のドラマを語る上で欠かせないのが、日本テレビの日曜ドラマ枠(毎週日曜22時30分~)が火をつけた“考察”というドラマの楽しみ方。

 1月スタートの菅田将暉主演、永野芽郁共演の学園ミステリー『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)は、映像の端々に隠されたメッセージや、エピソードを重ねるごとにスケールが広がる巧みなストーリーテリングが視聴者のハートをキャッチ。SNSでは事件の犯人や先の展開について“考察”や“伏線探し”を展開する投稿が多く見られるようになった。

 そして『3年A組』終了後、4月~9月の半年にわたって放送された『あなたの番です』(日本テレビ系)では、視聴者の“考察”がさらに異様な盛り上がりを見せることに。住人同士の複雑な人間関係やマンション内外で頻発する殺人、そして次々と物語に投入されるクセの強い新キャラクターの存在が、視聴者の推理欲をくすぐり、ネット上には『あなたの番です』の考察に特化したブログやYouTube動画も乱立した。

◆人気コミックの実写化は原作ファンも納得の良作が続々

 西島秀俊と内野聖陽がダブル主演を務めた『きのう何食べた?』(テレビ東京系)は、同性カップルのほろ苦くもあたたかい日常と日々の食卓を描いたヒューマンドラマ。主人公2人のほほ笑ましい関係性を体現した西島と内野の気負いのない演技に加え、コミックの空気感を壊さない製作陣の丁寧な仕事ぶりも原作ファンの心をつかんだ。

 高橋一生と中村倫也という人気俳優の共演も話題を呼んだ、黒木華主演『凪のお暇』(TBS系)も原作ファンからの支持が高かった実写ドラマの一つ。コミックでは登場シーンが少ないスナックのママ役に武田真治を起用し、彼がヒロインの心強い助言者になるという大胆な脚色も原作ファンに受け入れられ、SNS上には「武田ママと飲みたい」といった声が相次いだ。
◆安定の人気を見せたシリーズものに超強力コンテンツが参入

 ファン待望のシーズン2『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系)が放送されたのも今年の重要トピックだ。シーズン1からストーリーや設定を一新し、主人公・春田役の田中圭とヒロイン・黒澤武蔵を演じる吉田鋼太郎のみ続投。シーズン1では春田と牧(林遣都)の関係性に重きが置かれたが、シーズン2では春田と黒澤、そして新キャラクターの成瀬(千葉雄大)、四宮(戸次重幸)を加えた男たちの四角関係に力点が置かれた。彼らが入り乱れる卓球バトルや相撲大会など前作にはなかったスペクタクルシーンも登場し、ネットを騒がせた。

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