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湯浅政明監督『犬王』 柄本佑、津田健次郎、松重豊ら追加キャスト発表

クランクイン! / 2021年9月10日 13時0分

映画『犬王』第2弾キャスト(左から)足利義満役・柄本佑、犬王の父役・津田健次郎、友魚の父役・松重豊

 2022年初夏公開の湯浅政明が監督を務める長編アニメ映画『犬王』より、追加キャストとして柄本佑、津田健次郎、松重豊らの出演が発表された。

 本作は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。軍記物の名作『平家物語』の現代語訳を手掛けた古川日出男による『平家物語 犬王の巻』を原作に、南北朝~室町期に世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王と、盲目の琵琶法師・友魚の友情を描く。犬王をバンド「女王蜂」のボーカル・アヴちゃん、バディの友魚を俳優の森山未來が演じる。キャラクター原案は松本大洋、脚本は野木亜紀子、音楽はギタリストの大友良英が担当。

 今回発表されたのは第2弾キャスト。犬王や友魚の運命を翻弄(ほんろう)する室町幕府第3代将軍の足利義満役に柄本佑、猿楽の一座の棟梁として究極の美を求める犬王の父に津田健次郎、平家の呪いで亡霊になりながらも現世をさまよう友魚の父に松重豊が決定した。

 また、作品のカギとなる「古い面」の声を、現役能楽師として活躍する片山九郎右衛門、谷本健吾、坂口貴信、川口晃平が担当。足利家の従者や公家たちなど脇を固めるキャラクターとして、石田剛太、中川晴樹、本多力、酒井善史、土佐和成ら、湯浅監督の過去作とも縁が深いヨーロッパ企画のメンバーが出演する。

 柄本は、2度目の声優出演となる本作への参加について「高校時代松本大洋先生の漫画には大変にハマっていました。まさか先生の画に自分の声を吹き込む日が来ようとは。光栄でした」と喜びをコメント。一方、『ピンポン THE ANIMATION』『DEVILMAN crybaby』に続く湯浅監督作品への参加となる津田は「アフレコの際に見た映像は、能楽がポップにエンターテイメントしてました。とても興味深い作品になっています」と語っている。

 なお本作は、現在開催中の第78回ヴェネチア国際映画祭でオリゾンティ・コンペティション部門に選出されており、現地時間9月9日にワールドプレミアが開催された。上映後、拍手に包まれて登場した湯浅監督は、Q&Aで「犬王のとても明るい性格で、まったく諦めずに自分の夢を実現しようとしているところに感銘を受けました。犬王も友魚も自分のやりたいことを実現させようとした。そんな姿を見ると、自分も周りに左右されず自分の生きたいように生きたいと、勇気づけられます」と作品に込めた思いなどを語った。

 映画『犬王』は2022年初夏公開。

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