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生姜のベストな保存方法は?生姜焼きのおすすめレシピも【専門家監修】

イエモネ / 2022年5月20日 7時30分

iemone.jp

生姜は薬味や風味付け、臭み消しなどに使われる定番の香味野菜。常にストックしておきたいものの、冷蔵庫に入れっぱなしだと、カビが生えたり、カラカラに乾燥してしまったりして、無駄にしてしまいがちですよね。そこで、生姜の保存方法を常温、冷蔵、冷凍に分けて解説します。生姜を使った代表的な料理である「生姜焼き」や生姜をたっぷり楽しめる「生姜ご飯」、「生姜シロップ」のレシピなども紹介しますよ。



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【特徴】地下茎を食べる野菜。通年出回っているのは「根生姜」



生姜はショウガ科ショウガ属の野菜で、原産地は熱帯アジアと言われています。日本へは3世紀以前に中国から伝わったとされる、歴史の古い野菜。薬効の高い野菜として、香り付けや薬味など幅広い料理に活用されています。



一般的に「生姜」として流通しているのは「根生姜」と呼ばれる品種。主な産地は高知県、熊本県、千葉県で、中国などからの輸入物も出回っています。



生姜は「根」の部分だと思われがちですが、じつは肥大化してかたまり状になった「地下茎」です。



生姜の主な品種

■根生姜

別名「ひね生姜」。皮は茶色で繊維質が多く、香りや辛みが強いのが特徴。秋に収穫して数か月貯蔵してから出荷されるため、通年出回っています。



■新生姜

初夏に収穫され、すぐに出荷される根生姜のこと。皮は白っぽく、茎の付け根が赤くなっています。辛みが少なく、やわらかでみずみずしいのが特徴。甘酢漬けやしょうゆ漬けにすると日持ちします。



■葉生姜

新生姜が2〜3cmの大きさになったとき、葉付きのまま収穫されたもの。旬は5〜8月頃で、「谷中生姜」は葉生姜の一種。焼き魚などに添える「はじかみ」は、葉生姜を甘酢漬けにしたものです。



【選び方】表面に傷がなく、ふっくらして重みのあるもの



根生姜は飴色で表面に傷がなく、ふっくらとして重みのあるものが良品。切り口が変色していたり、乾燥していたりするものは避けましょう。



葉生姜は茎が太すぎず、葉が鮮やかな緑色のものがおすすめです。また、葉生姜と新生姜の共通のポイントは、茎の付け根がきれいな赤色で、白い部分との境目がしっかりしていること。全体がみずみずしく、ハリのあるものを選ぶといいでしょう。



【保存】水につけて冷蔵保存するのがおすすめ。用途別に冷凍保存しても

生姜は寒さに弱いので、室温が15℃前後の季節なら常温保存がおすすめ。乾燥を防ぐためにペーパータオルで包んでからラップをし、風通しの良い冷暗所へ置くと2週間程度保存できます。



それ以外の季節は冷蔵保存しましょう。常温保存と同様に、ペーパータオルとラップで包んで野菜室に入れれば2週間程度保存可能。使いかけのものは洗って水気を切り、表面を乾かしてから包んでください。



さらに長持ちさせたいときは、水につけて冷蔵保存する方法もあります。清潔な保存容器に水洗いした生姜とかぶるくらいの水を入れ、ふたをして野菜室へ。2〜3日おきに水を替えれば約1か月保存可能です。



冷凍保存するときは、用途別にしておくのがコツ。すり下ろし、みじん切り、千切り、薄切りなど、使いたい形状にしたら、1回に使う分量で小分けにし、平らになるようにラップで包みましょう。冷蔵用保存袋に入れて冷凍すれば、1〜2か月保存可能です。



小分けにしてから冷凍しておくと、薬味に使うときもすぐに自然解凍できて便利。加熱調理に使うときは凍ったまま鍋やフライパンに入れてください。



【食べ方】おすすめは、豚肉と玉ねぎの生姜焼き、生姜ご飯、生姜シロップ



生姜は炒め物や煮物の風味付け、刺身や寿司や鍋物の薬味、肉や魚の臭み消しなどとして幅広い料理に使われます。



たとえば「豚肉と玉ねぎの生姜焼き」。生姜には、豚肉をやわらかくする作用があります。生姜の辛みと玉ねぎの甘味の相性も抜群。タレは、生姜のすりおろし1かけ分に対し、しょうゆ、酒、みりん(各大さじ1)をベースに、お好みで調整してください。 



さらに、生姜が主役になるレシピもあります。根生姜で作れますが、新生姜で作るのもおすすめ。



■生姜ご飯
炊飯器に研いだ米(2合)、薄口しょうゆ(大さじ2)、みりん、酒(各大さじ1)を入れてから、だし汁を目盛り通りに加えます。千切りの生姜(20g)と短冊切りにした油揚げ(1枚)を上にのせて普通どおりに炊飯します。器によそったら、お好みで白ごまや小ネギや三つ葉を添えても。さっぱりとして食べやすく、生姜の風味をたっぷり楽しめます。



■生姜シロップ
鍋に薄切りにした生姜(100g)、砂糖(100g)、水(200ml)を入れて火にかけ、砂糖が溶けたら弱火にして10分ほど煮ます。火を止めてレモン汁(大さじ2)を加えて混ぜ合わせ。粗熱が取れたら液体を濾して、清潔な保存容器に入れます。冷蔵庫で1週間程度保存可能。炭酸水で割って自家製ジンジャーエールにしたり、お湯で割って生姜湯にしたり、アイスティーやホットミルクに加えたり、ヨーグルトやアイスにかけたりして楽しめます。残った生姜はそのままお茶請けとして食べたり、刻んでトーストやヨーグルトに添えたりしてもおいしいですよ。 



【栄養・効果】体を温める効果が特徴。食べる直前に皮ごと調理して



生姜の可食部100gあたりのエネルギーは28kcal。ビタミンやミネラルなどの栄養素は豊富ではありませんが、独特の辛み成分と香り成分の機能性の高さが特徴です。



辛みの主成分である「ジンゲロール」には血行促進や発汗作用があり、体が温まることで基礎代謝が上がります。生姜湯や生姜入りのスープは、風邪の引きはじめや冷え性を改善したいときにおすすめ。また、抗酸化作用も高く、老化や動脈硬化の予防効果も期待できますよ。



ジンゲロールは皮付近に多く含まれ、空気に触れると酸化してしまいます。しっかり摂取するには、食べる直前に皮ごとすり下ろしたり切ったりするのがおすすめです。



監修:食のスタジオ(https://www.foodst.co.jp/index.html)
レシピ開発だけでなく、コーディネートや撮影、編集、栄養アドバイスまで手がける食のプロ集団。健康・美容・介護食・離乳食などの専門レシピまであらゆるカテゴリーに対応。監修や編集を手がけた書籍は約100冊にも及ぶ。



栄養監修:内山由香
「食のスタジオ」管理栄養士、フードコーディネーター。女子栄養大学卒業後、食のスタジオにてレシピ開発、料理撮影、栄養計算等の業務を担当。作りやすく、子どもから高齢者まで食べやすい家庭的な料理やつくりおきレシピが得意で、忙しい人でも身近な食材で簡単に作れるレシピを多く開発している。『しっかり食べてきれいになる たんぱく質のつくりおき&らく旨おかず』『組み合わせ自由自在つくりおきシリーズ』(西東社)『朝10分!中高生のラクチン弁当320』(学研プラス)など著書多数。



[All Photos by shutterstock.com]



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