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【インタビュー】100分の1ミリの世界で美しさを追求するセイコーの時計デザイン、そのこだわりを聞く

IGNITE / 2017年7月7日 13時30分

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日本を代表する時計メーカーであるセイコーウオッチが、“時の記念日”である6月10日(土)より、デザインに対するこだわりを発信するウェブサイト『by Seiko watch design』をオープンした。

これまでセイコーは、その高い技術力と精緻なモノづくりによって、様々な利用シーンに応える高品質な時計を数多く世界へと送り出してきた。そのクオリティの高さと機能性はもはや誰もが知るところだろう。しかし、そのセイコーが時計デザインについても強いこだわりを持って時計づくりに取り組んでいることは、どれくらい知られているだろうか。

『by Seiko watch design』は、これまで培ってきたセイコーのデザインに対するエピソードや秘話を余すことなく伝えることで、ユーザーにセイコーの時計が持つ新たな魅力に関心を持ってもらうことを目的としているという。

■機能性を追求することで生み出される、美しいデザイン

セイコーには、フラッグシップモデルとして1960年から同社腕時計の最高峰として確固たるブランドを築いてきた「グランドセイコー」、2012年に登場し世界中にファンを生み出した世界初のGPSソーラーウオッチ「セイコー アストロン」をはじめ、様々な腕時計のラインナップを展開しているが、それらが持つ魅力のひとつが、機能性を追求したことで生まれる美しさ、つまり“機能美”だ。

1960年の初代モデルを進化したデザインと新たな素材を用いて現代的にアレンジした初代グランドセイコー リミテッドコレクション2017 「現代デザイン」

セイコーウオッチ デザイン統括部の部長である佐藤紳二氏は「セイコーの時計は機能美に対するこだわりは強い。文字盤の視認性など時計メーカーとしての基本を追求し、品質の良い時計を生み出すことがマニュファクチュールとして大切にしていることであり、これがセイコーのデザイン品質を生み出している」と語る。

マニュファクチュールという言葉は聞き慣れないかもしれないが、これはムーブメントの設計から開発、製造、組立、調整、検査、出荷といった時計作りの工程を一貫して自社で行うメーカーを指す。時計作りのすべてを知っているメーカーだからこそ、機能とデザインを高次元で融合した高品質な時計を生み出すことができるのだ。「お客様の満足につながる品質とモノづくり、そしてデザインは、すべて繋がっている」(佐藤氏)。

佐藤氏は、この機能美へのこだわりについて「機能性を考えて造形を追求すると、結果的にそれは美しさへと繋がる。美しさの定義は感性によって異なるものなのかもしれないが、“絶対的な美しさ”というものは時計のみならず様々なモノのデザインに必ず存在すると考えており、セイコーの時計にとっても美しさを生み出す“時計の黄金比”は様々な要素で存在している。それが“セイコーらしいデザイン”を生み出しているのではないか」と語る。

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