ホンダの新型「インサイト」がミドルクラスに階級を上げて登場へ
IGNITE / 2018年2月12日 9時0分
年明けのデトロイトモーターショーにおいて、ホンダの元祖ハイブリッドカー「インサイト」のプロトタイプが世界初公開された。
1999年に初代が登場したインサイトは、かつては「トヨタ プリウス」のライバル的な存在だったが、プロダクトの方向性や販売網の違いなど、様々な角度から強力なパンチを浴びて惨敗。2代目は2014年3月に生産を終了していた。
4年ぶりの復活となる3代目は、アコードとシビックの中間に位置するミドルクラスのハイブリッドセダンとして新たなスタートを切る。
新型インサイト(プロトタイプ)のボディサイズは、全長4,630×全幅1,798×全高1,414mm、ホイールベース2,700mm。サイズ的には現行シビックと同等ながら、シビックの上位モデルに相応しい上質な内外装やパワートレーンが採用される。
デザインの特徴は、ホンダのシグネチャー「フライングウイング」グリルや薄型のLEDヘッドライト、クーペのようなスタイリッシュなルーフラインなどになる。
インテリアでは、タッチスクリーン式の大型ディスプレイやデジタルメーターといった最新インターフェースが提供されるほか、前席/後席ともに余裕のある寛ぎの空間が広がっている。後席シートは60:40の分割可倒式。フルサイズのトランクスペースも備える。
車名やハイブリッド専用車という点は同一ながら、これまでのインサイトとは全くキャラクターの異なるクルマと考えた方がシンプルだろう。
パワートレーンは、高効率な1.5Lアトキンソンサイクルエンジンと「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMD」を組み合わせている。これはホンダの2モーターハイブリッドシステムとしては第3世代にあたり、パワーと好燃費を両立するのはもちろん、バッテリーなども小型化されている。また、現時点では予想の域を出ないものの、PHV(プラグインハイブリッド)を採用する計画もあるようだ。
そのほか、安全運転支援システム「ホンダ センシング」も低速対応および交通標識を認識するクルーズコントロールを備えた最新バージョンを搭載。米国では今夏に発売予定だが、果たして日本での復活はあるのだろうか。
(zlatan)
画像元:ホンダ技研工業
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