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バーチャルから現実世界へ飛び出したアウディのEVレーサーが迫力満点

IGNITE / 2018年4月19日 7時0分

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プロレーサーもシミュレーターとして活用するほどのリアルな描写や挙動を再現したPS用ゲームソフト『グランツーリスモ』シリーズ。これまで様々な自動車メーカーがその世界観に共感し、バーチャルモデルやモックアップを披露していた。

そして今回、アウディが開発したEVレーサーはモックアップの域を飛びこえ、現実の世界を走る。

「アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ」は、ゲームの世界から飛び出してきたワンオフのEVレーサー。実際にフォーミュラEのレーシングタクシーとして使用されるのだが、そのスペックは現実のものとは思えないほど凄まじい。

リアに2基・フロントに1基を搭載するモーターは600kW(815hp)のトータルパワーを放ち、1450kgの軽量ボディも相まって、パワーウェイトレシオは1.78kg/hpをマークする。0-100km/h加速は2.5秒以下。異次元のパフォーマンスは、ゲームもかくやというほどだ。

ハイパワーを受け止めるアウディ自慢のクワトロは、完全に電動化された「e-tron クワトロ」となる。このシステムでは4輪への駆動力配分を自在に変化させることができるため、より速いコーナリングスピードを実現するだけではなく、安定性も高い。もちろんEVならではの低重心、理想的な前後重量配分50:50といった素質の良さも、それに寄与する。

デザインエレメントやカラーは、アウディが1989年に送り込んだレーシングマシン「Audi 90 クワトロ IMSA GTO」にちなんだもの。この未来的なレーシングタクシーは、ヨーロッパで開催されるフォーミュラEをはじめ、2018年に行われる数々のイベントに登場する予定だという。

(zlatan)

画像元:アウディ・ジャパン

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