「星の王子さま」と一緒に〜サン・テグジュペリのリヨン

IGNITE / 2018年10月14日 21時0分

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フランスにおける金融関係の中心地でもあり、また食通の街でもあるLyon(リヨン)。

「Le Petit Prince(星の王子さま)」の作者である、Antoine Saint-Exupéry(アントワーヌ・サン・テグジュペリ)は、リヨン生まれ。その面影を、ちょっと訪ねてみることにした。

ローヌ川とソーヌ川の2つの川が街中を流れ、旧市街と近代的な建物が林立する新市街が分かれている。その2つの川に挟まれた中州に「Place Bellecour(ベルクール広場)」がある。

ベルクール広場はとても広く、市民たちの憩いの場となっていた。観光案内所もあるので、名所やグルメについて尋ねるといい。

そのベルクール広場の飛び地のような場所に、サン・テグジュペリの像はあった。

広場の中にあるのかと思いきや、道路を挟んだ別の場所にあるので見つけにくい。リヨンの人たちにあまり大切にされていないのでは?と首を傾げてしまうほどだ。

サン・テグジュペリの像は、四角く高い柱の上に座っていた。飛行帽をかぶり、ジャケットに手を突っ込み、高くから広場を見下ろしている。そんな彼の背後には、あの王子が一緒に立つ。

彼らは何を見ているのか。物語がありそうな、不思議な像だった。

郊外にあるリヨンの国際空港は「サン・テグジュペリ国際空港(LYS)」であり、彼の生誕100年を記念して付けられたのだそう。その建築の美しさには目を見張るものがあり、「世界の美しい空港のひとつ」ということでも注目されている。

また連結している鉄道駅の名前も「Gare de Lyon Saint-Exupéry(リヨン・サン・テグジュペリ駅)」だ。

航空会社のカウンター付近に、星の王子さまがいた。

サン・テグジュペリのサインと言葉も記されており、鳥たちとともに空を飛ぶ姿は、飛行機に乗って飛ぶ乗客を思わせる。

空港の名前になるというのは、パイロットであったサン・テグジュペリなら一番喜ぶかもしれない。そんなことを考えながら、リヨンを後にした。

(田原昌)

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