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冬の風物詩、神戸にはシュトレン文化が生きている

IGNITE / 2018年12月4日 13時0分

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シュトレンはクリスマス前に少しずつスライスして食べるドイツの伝統的なクリスマス菓子。

日本でもシュトレンの人気が高まる中、「HYOGOシュトレンの会」はシュトレンの文化を大切に守り育てていくために日本で初めてとなるシュトレンの指針をつくり、兵庫県におけるシュトレン文化のさらなる発展と熟成を目的として、県内9店舗で今年6月に結成した。

■コーヒーやワインとともに味わうシュトレン

シュトレンは、バターやドライフルーツがたっぷり練りこまれた伝統的なクリスマス菓子。

クリスマスを祝う準備期間となるアドべントの頃から食べ始め、家族や大切な友人たちと、少しずつ切り分けながら、コーヒーやワインとともに味わう。時間が経つことで熟成が増す変化も楽しめる。

神戸で最初にシュトレンが作られたのは約90年前で、兵庫県ではクリスマス前にシュトレンをつくるパン屋が増え、今では多くの店で作られるようになった。

■それぞれのお店の個性が出せる「HYOGOシュトレン」

シュトレンが誕生したドイツでは、法律でシュトレンの最低基準が定められている。

日本では明確な基準がなかったため、「HYOGOシュトレン」は小麦粉に対しバター30%以上、ドライフルーツ60%以上を練り込んでいるという基準を設定。

シュトレンが生まれたドイツのオーセンティックな美味しさをベースに、それぞれのお店の個性が出せるような幅を設けた。

■シュトレン4万本を焼くシュトレン文化をけん引してきた「フロインドリーブ」

神戸では、クリスマス前にシュトレンを食べる文化が根付いている。クリスマス前にシュトレンを作るパン屋やお菓子屋が増え、今では多くのお店で個性豊かなシュトレンが作られるようになった。

その文化を牽引してきたのが、1924年の創業当時からシュトレンを作り続けてきた「フロインドリーブ」。クリスマスシーズンに約4万本ものシュトレンを焼き上げる。

日頃の感謝の気持ちを込めて家族や友達に贈る、お歳暮のようなシュトレン。神戸には素敵なシュトレン文化が生きている。

「HYOGOシュトレンの会」および神戸観光局は、「HYOGOシュトレン・フェスト2018」を12月24日まで開催中。

クリスマスを祝う準備期間(アドベント)の始まりの12月2日午前11時から神戸北野異人館「風見鶏の館」でオープニングセレモニーを開催された。

ロゴデザインは、書家の金澤翔子さん

地元だけでなく、観光で訪れた人にも兵庫県を代表する冬の風物詩を楽しんでもらいたい。

■12月15日(土)16:00~東京でHYOGOシュトレンの食べ比べを開催

HYOGOシュトレンの会に参加している、「フロインドリーブ」「イスズベーカリー」「ベッカライ・ビオ・ブロート」「コンセントマーケット」「ブーランジェリー・レコルト」5店舗のシュトレンの食べ比べができるイベントを、12月15日(土)に中目黒のマザー・エスタで開催。
HYOGOシュトレンの基準をクリアしつつ、ベーシックなシュトレン・オーガニック全粒粉のシュトレン・スパイスをきかせたシュトレンなど、味と香りが様々だ。

(MOCA.O)

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