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BMWが“手放し運転”を実現した3シリーズやX5などを導入へ

IGNITE / 2019年5月11日 17時0分

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BMWが「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の開発を完了し、今夏以降に「3シリーズ」「X5」「8シリーズクーペ/カブリオレ」などに順次採用していくという。

この機能は高速道路において、いわゆる“手放し運転”を実現するもの。前方注視など、ある一定の条件や制限は求められるものの、将来的な自動運転に向けて、また一歩前進したと言えるだろう。

プレミアムブランドが居並ぶドイツ勢のなかにあって、BMWも例外なく「自動運転」に積極的な姿勢を見せている。

2006年にはすでにホッケンハイムのサーキットを3シリーズの自動運転車が周回。2011年にはアウトバーンA9号線(ミュンヘン-ニュルンベルク間)での公道テストも始めている。

さらに2014年以降は、360°環境感知技術を搭載。ラスベガス・スピードウェイで自動運転によるドリフト走行を行ったり、シンプルなジェスチャーで指示するだけのオートマチック・バレー・パーキング機能も実現している。

今回、他ブランドに先駆けて日本初導入する「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」は、アダプティブ・クルーズ・コントロール、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、そしてドライバー監視システムを組み合わせることによって、高速道路での“手放し”を実現した運転支援システムとなる。

国土交通省が定めたいわゆる“65秒ルール”に対しては、状況に応じてドライバーが直ちにハンドル操作できる状態であることを監視し続けることによって対応している。また、周囲の走行状況をステアリングに内蔵したLEDライトでドライバーに知らせる機能も盛り込まれているようだ。

65秒ルールとは、15秒以上手放しで運転するとドライバーに警報を表示、さらに手放しを50秒続けると運転支援システムを停止して手動に切り替わるというプログラムの搭載を義務付けたもの。

今回のシステムは、あくまでもレベル2(部分運転自動化・対応主体はドライバー)の範囲内。技術的には他ブランドにも同様の機能はすでにあり、たとえばスバルのアイサイト・ツーリングアシスト+ドライバーモニタリングシステムであれば十分に実現可能と思える。このあたりは、ブランド毎の考え方の違いだろう。

法整備をはじめ自動運転を実現するまでにクリアしなければならない課題は山積みだが、果たして令和の時代にどの段階まで進むのだろうか。

(zlatan)

画像元:BMWジャパン

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