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三十三年に一度の御開帳「天上寺」や遺跡ガイドウォークで摩耶山を堪能

IGNITE / 2019年7月7日 11時0分

写真

神戸の市街地から近い距離にありながらも豊かな自然が溢れ別世界を体感できる摩耶山。

山上からは神戸や大阪の街、紀伊半島、明石海峡大橋などを望める展望スポットが点在し、「摩耶山の夜景(瀬戸内海国立公園)」は「COOL JAPAN AWARD 2019」に新設されたNational Park部門において今年5月に「COOL JAPAN」に認定された。

さらに、今年は「摩耶山」と呼ばれるに至ったはじまりの場所「天上寺」において、三十三年に一度の催しが開かれる年だ。

■豊かな自然に恵まれた「摩耶山天上寺」で三十三年に一度の秘仏三尊御開帳

国立公園摩耶山の山上にあり、大化2年に開創された全国で唯一の摩耶夫人堂が建つ天上寺。摩耶夫人は、特に安産・子授け・子育ての守護仏として信仰され「摩耶山」という名の由来であると言われている。

そんな天上寺の秘仏は、金堂内陣の宮殿にお祀りされている「十一面観音」「不動明王」「毘沙門天」の三尊。

8月1日(木)〜15日(木)の期間は三十三年に一度の宮殿の御開帳期間として毎日3回、僧侶によるお清めのお加持と法話がある他、ご開帳記念のお札、御朱印などが授けられる。

また、8月8日(木)は「四万六千日大祭」が催され、日付が変わる深夜0時にお参りをすると4万6000日分お参りした功徳があるといわれている特別な日だ

■歩きながら歴史の痕跡を辿るガイドウォーク

「摩耶山再生の会」の活動の一環としてスタートした「マヤ遺跡ガイドウォーク」では、かつて多くの人が訪れる場所として賑わっていた摩耶山の歴史遺構となった痕跡をツアーコースに組み込んでいる。

・マヤ遺跡のひとつ「旧天上寺跡」
長く歴史のある摩耶山天上寺だが、昭和51年に不慮の大火によって七堂伽藍が全焼全壊。現在構えているお寺は信徒や有志によって復興再建されたもの。旧天上寺跡は摩耶史跡公園となっている。

・保存と再生への動きを進める「摩耶花壇」
大正末期に旧天上寺の参詣道沿いに建てられた木造モルタルの洋館「摩耶花壇」は、当時は宿泊施設として大いに賑わっていたがロープウェーの開通により旧天上寺への参道が寂れて解体。現在は、保存と再生のため、骨組みが出来たところに屋根を張り、外壁と内装の作業に進んでいる段階。

・廃墟の女王「マヤカン」
摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)は、昭和4年に建てられ「軍艦ホテル」と呼ばれ親しまれた。しかし、豪雨災害により昭和42年に閉館。その後摩耶学生センターとして営業したが平成5年頃歴史に幕を降ろした。年月を重ねた姿は独特の美しさを持ち「廃墟の女王」と呼ばれるように。
※建物内部への立ち入りは不可

神戸の市街地が近く見え、港を望むダイナミックな夜景が楽しめるなど、魅力あふれる摩耶山へ足を運んでみてはいかがだろう。

大本山 摩耶山天上寺
URL:http://www.mayasan-tenjoji.jp/

(hachi)

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