SUVタイプの新型ピュアEV「EQC」が日本上陸! メルセデスの新時代がここから始まる
IGNITE / 2019年7月22日 16時30分
メルセデス初の量産ピュアEV、新型「EQC」が日本でお披露目された。まずはデビュー記念の「EQC エディション1886」が限定55台で発売され、ベースモデルの「EQC400 4MATIC」は2020年の春から導入される予定となっている。
ちなみに限定車が冠する「1886」は、ダイムラー社の創始者であるカール・ベンツとゴットリープ・ ダイムラーがそれぞれ別々にガソリン自動車を完成させた1886年に由来し、電気自動車による新しい時代の幕開けを告げる意味が込められている。
新型EQCは、メルセデスの電動化ブランド「EQ」が放つ、「C」クラスをベースに開発されたSUVタイプのピュアEVとなる。
全体的なフォルムは「GLC」を滑らかにした印象だが、光ファイバーチューブや大型ブラックパネルを採用したフロントマスクや、上下にスリムなチューブ状のテールランプなどによって、EV固有のエッセンスを表現している。
一方のインテリアでは、2つの10.25インチディスプレイを空中に浮かんでいるように配置しながら、アンビエントライトで未来感を演出。また、キーをかたどったEQ専用デザインのエアコン吹き出し口やシートステッチなどにローズゴールドの装飾を施し、EQならではの個性を演出している。
限定55台の「EQC エディション1886」では、専用ラジエターグリルやサイドエンブレム、白のアクセントを効かせた専用20インチアルミホイール、“1886”と刺繍されたレザー×DINAMICAシートなどが装備される。
パワートレーンは、前後アクスルにそれぞれ1つずつモーターを搭載し、前後アクスルの間のフロア部に80kWhのリチウムイオン電池を搭載している。
2つのモーターを合わせた最高出力は300kW(408ps)、最大トルクは765Nm。0-100km/h加速は5.1秒で、航続距離は400km(※WLTCモード・欧州仕様の参考値)。
普段はフロントモーターのみで走行して効率を高め、状況に応じてリアモーターを稼働し、前後トルクを可変調整することで優れた走行性能を発揮する。
ドライブモードは「コンフォート」「エコ」「スポーツ」「インディビジュアル」の4種類。回生ブレーキも「コースティング」~「強」まで4段階あり、パドルシフトによって自在に回生量を調整できる。
価格は「EQC エディション1886」が1,200万円、「EQC400 4MATIC」が1,080万円。ステアリング位置は右のみ。
(zlatan)
画像元:メルセデス・ベンツ日本
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