180年前の色彩をデジタル技術で再創造!そごう横浜展で「北斎展」開催

IGNITE / 2019年8月5日 10時0分

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世界一有名な日本の画家と言っても過言ではない、浮世絵師・葛飾北斎。

そんな天才絵師の謎と技に大接近できる「北斎展」が、そごう横浜店のそごう美術館でスタート。9月1日(日)まで開催される。

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(リ・クリエイト画像)

■リ・クリエイトだからこそできる鑑賞法

今回の北斎展は、リ・クリエイト(複製画)によって明かされる北斎芸術の真骨頂「冨嶽三十六景」と「冨嶽百景」の全148点を紹介するもの。

リ・クリエイトならではの特徴として、経年による劣化で失われた微妙なぼかし表現やベロ藍(プルシアンブルー)の鮮やかさが楽しめる。

冨嶽三十六景_凱風快晴

また、顔を近づけて細部を虫眼鏡的に見る古来の版画や浮世絵の鑑賞法「ちかめ」を現代的に実現。

デジタル技術で拡大したからこそ見えてくる、画師や彫師の細部へのこだわりやしかけが堪能できる仕掛けだ。

また、展覧会の見どころは、最新のデジタル・リマスタリング技術で180年前の色彩を求めて再創造した冨獄三十六景全46作品(拡大版)。

冨嶽三十六景_山下白雨

富獄百景102図も勢揃い。

左右のページに分かれている一図をデジタル処理で一枚の作品に再創造したリ・クリエイト作品(拡大版)も合わせて鑑賞できるのが魅力だ。

冨嶽三十六景_駿州江尻

北斎漫画全15編も展示し、世界で認められている北斎の遠近法を北斎漫画から紹介する試みも。

浮世絵の制作過程を、道具を展示しながら分かりやすく解説したコーナーもある。

同展監修の生物学者、福岡伸一氏は次のように述べている。「私たちがここに作り出したリ・クリエイト・アート・は、単なる複製やコピーではない。全作品、全連作を、彼の生きた時間軸に沿って陳列し、芸術作品の「あいだ」、つまり文脈を浮かび上がらせる試みなのである。このときはじめて、画家の人生の生命潮流全体が浮かび上がってくる。」

冨嶽三十六景_江都駿河町三井見世略図

なお、「北斎展」では各種のイベントも開催されるので、興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしていただきたい。

この夏、ぜひ北斎の世界観に浸ってみてはいかがだろう?

会期:2019年7月27日(土)~9月1日(日)
時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
会場:そごう横浜店 6階そごう美術館
料金:1,000円

公式サイト:https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/topics/page/sogo-museum-hokusai.html

(Yuko Ogawa)

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